初めて降り立った南米大陸最初の空港。
サンパウロにはカンピーナス空港という
もう一つの空港もあるが、こちらの空港の方が栄えている様子。
まずエールフランスでパリから到着し、
入国審査、荷物受取、税関検査(素通り)、
そして別のチケットで買ったGOL航空の国内線へ乗り継ぎ。
ターミナルは大きく分けて2つあり、
国際線・国内線にかかわらずブラジルの航空会社と、
海外の航空会社によって分かれている。
またターミナルも、それぞれ3つのウィングに分かれている。
入国審査はそれなりの時間並んだが、気になるほどではなかった。
空港内はスリが多いという警告を現地の友人から何度も受けていたこと、
またブラジルの治安が未知であったことから、
スーツケースとリュックを肌身離さず持っていた。
特に一番ドキドキしたのは、荷物を受取後到着ロビーに出たときだ。
ただ常識的な警戒をしていれば、安全であると感じた。
お店はそれなりに充実している。
これは制限エリア内でも同様。
制限エリア内はこのような感じである。
ブラジルの通貨レアルでの初の買い物は、アイスクリーム。
機内で体調が悪かったので朝食を抜いたも同然であったが、
ココナツとピスタチオのアイスクリームを食べて気分はすっきり。
その他、本屋やお土産屋などを見学して、
国内線へのチェックイン後の待ち時間をつぶした。
もちろん市街にまで出る時間はなかったが、
空港のロータリーを少しだけ歩き、
ブラジルの日差しとヤシの木を見て、
南国情緒を早くも感じた。
また洋服屋を見ると、3月で「秋冬コレクション」となってることに、
南半球にいることを実感する。
デング熱の予防接種の宣伝なども、いかにも南国。
空港は地面と天井の色が暗いので、
全体としても暗い印象ではある。
しかし出発階と到着階が吹き抜けになっている箇所があり、
開けた印象はある。
驚いたのは大韓航空がロサンジェルス経由で
ソウルとの便を運行していること。
JALはすでにブラジル線をやめているが、
これは韓国企業の進出が著しいからなのか。
その他エアチャイナ(マドリッド経由)とシンガポール航空(バルセロナ経由)が
アジアから運航しているようだ。
復路ではクリチーバからAZULでこじんまりした
ターミナルに到着。サンパウロ市内へとシャトルバスで向かった。
サンパウロからパリに行く際、
空港の売店でサッカーユニフォームのレプリカを買った。
店員の人が愛想がよく、少し会話を楽しむこともできた。
SKY PRIORITYにより早めのチェックインを済ませることができ、
喫茶店でコーヒーを飲んだ。
保安検査には5分ほど並んでいたが、その後の出国審査への
列がすでに見えていた。
ブラジル人と外国人で分かれていたが、
壁の向こうを見ると、まだまだぎっしりと列が。
ブラジル人の列の方が明らかにうねる回数が多く長いが、
それだけ窓口も多いようだった。
外国人の列はそれほどは長くないものの、
処理する窓口もそれだけ少ないのだろう。
何よりもストレスだったのは、列が全く進まない時間が長くあったこと。
窓口が見えていることは救いだったが、
そこにたどりつくまでになんと1時間もかかった。
周りの人もかなりいらだっていた。
ポルトガル語がうまく聞き取れなかったが、
出国審査を管轄している「連邦警察」の(コンピューターの)
「システム」に不具合があったためと思われる。
時間帯的には、昼間の15時台でイベリア、アリタリア、ブリティッシュ、
エールフランスなどのヨーロッパ行のフライトが集中していた。
空港職員や乗組員の列もなかなか進まず、
その日の朝、市内のホテルのジムや朝食で
見かけたイベリア航空のクルーも並んでいた。
フライト時間が近いアリタリアやイベリアなどの
地上職員が乗客を探しに来ていて、優先的に審査を受けていた。
初のブラジルで安全な旅行ができ、最後に待っていた試練が
この出国審査の列であった。
搭乗時間が遅れたことにより結局搭乗時間まで30分ほどあり、
上の写真のDuty FreeでGAP BRASILと書いてあるご当地Tシャツを家族に購入。