飛行機の中でも楽しみの一つによく挙げられるのが機内食である。
地上で食べればなんてことはない質と量なのに、コストは高いが、
やはり食事時間があると、時間を過ごしやすい。
好き嫌いが激しくないため、与えられたものは何でも比較的美味しく食べられる性分である。
また「有事のためのエネルギーに」という機内食の機能的側面を考え、
基本的にほぼ100%の割合で完食をする。
こだわりは多くないが、日本発の便ではなるべく和食を選ぶようにしている。
これが一番のこだわりだろうか。
やはり日本食が好きなため、これから1週間、またはそれ以上日本食(特にお米)が
食べられないことを考えると、少しでも日本の味を口にしておきたいと考えるのだ。
もちろん、会社が外資系の場合はその国の料理もエキゾチックで、選択をすることもあるが。
現地発日本行きの場合は、日本発の機内食での和食へのこだわりはそれほど大きくないが、
現地のケータリング会社がどのような和食の味を出しているのか、それはそれで興味深い。
そんな自分にとっては、「牛か鳥か」という肉の種類による選択肢よりも
「和風か洋風か」という料理のスタイルの質問の方が好きだ。
「和風」であれば肉の種類はそんなに重要ではない。
ただ、海外(特にヨーロッパ)では魚よりも肉を口にする機会が多いため、
選択肢がある機内では魚を優先して選ぶこともある。
大まかな傾向として、やはり日本発のフライトの方が
日本人向けの味付けがされているのか、現地発のフライトよりも明らかに美味しいと感じることが多い。
ちなみにお酒は強い方であるが、自分から進んでは飲まないため、
これまで一度もアルコールを機内で摂取したことがない。
今後自分から進んで飲みたいと思う機会は来るのだろうか。