「ツイン・ピークス」デヴィッド・リンチ:最高に面白い海外ドラマin1990 | lideli-rev

lideli-rev

ライデリの制作チームが、マニアックなことをつらつら書いていきます。

今更で恐縮ですが、ゴールデンウィークはどのように過ごされたでしょうか。
私は「ツイン・ピークス」を観ていました。
最近、「24」をはじめ海外ドラマが話題になっていて、実際かなり面白い、という話を聞いたので、早速TSUTAYAに行って、「ツイン・ピークス」を借りて帰ってきてしまいました。
以前「指輪物語」が話題になったとき「アーサー王物語」を買ってしまった事を思い出します。
村上春樹を買ったつもりが村上龍だった事もあります。

間違いは誰しもあることですが、「ツイン・ピークス」は本当に面白かった。
あるアメリカの田舎町、ツイン・ピークスで起こった殺人事件を発端に、何の変哲もない町の暗部が次々に明らかになってゆきます。
キャラクターは誰も彼も魅力的で、変人・奇人がたくさん出てくるのも嬉しい。
ミステリでもあり、ホラーでもあり、怪奇現象ファイルでもあり、一見バラバラな要素が全体として一つの物語としてまとまっている感じでしょうか。

テレビ放送時、人気がなくなって打ち切りになり、結局数多くの伏線を放ったらかしにしたままで中途半端に終わってしまっているのですが、ツイン・ピークスという町の不気味な存在感は見終わった後もじんわりと心に残ります。
特に最終話の赤い部屋のシーンは素晴らしかったです。
「夢に出そう!」と思いながら観ていたら、案の定夢に出ました。
最高にいい夢でした。

(宮)