女人禁制
お腹が一杯になったところで女人堂まで歩きます。
この坂を15分ほど下ると金剛峯寺に辿り着く道。
明治まで女人の入山を固く禁じた高野山。
男はここから高野山に入り、女は女人堂に篭る。
高野山を迂回する険しい女人山道から
大師御廟を仰ぐことしか許されていなかったそう。
女性としてはやるせない話ですな。
午後になると人が急に増えてきて
人が入らないように写真を撮るのはかなり困難。
しかも、携帯の電池が赤くなってきた!
残念ながら画像はここまで。
女人堂から、また歩くこと45分。
聖地高野山の中で一番の聖地、奥之院へ。
空海が結跏趺坐のまま入定した大師御廟です。
(いわゆる座禅)
入口までは臨時バスも運行していました。
両側に何十万もの墓石が並ぶ約2Kmの参道。
私の愛する上杉謙信の墓石も。
弘法大師御廟でお参りして駐車場へ戻ります。
この時点での歩数は18763歩。
疲れた足を癒すため温泉に向かいます。
慈尊院
今回の旅は南紀白浜でした~♪
渋滞を見越して12時間予測で出発したのに
全く渋滞に出会わず(珍しい!)8時間で到着。
あまりに早く着きすぎでしょ、ってことで
和歌山は紀ノ川沿いの道の駅で車中仮眠。
着いたときは真夜中で何にも見えなかったのですが
朝起きたらテントでキャンプしている人も多かったです。
最初に向かったのは九度山。
空海が高野山開創時に最初の拠点とした古刹。
山門の内側、重要文化財の多宝塔が工事中でした (T▽T;)
世界遺産登録されて改装費ができたんだわね、きっと。
高野山内は七里四方が女人禁制だったので
空海の母が晩年を過ごしたお寺さんです。
空海が月に9度、母を訪ねて山を下りてきたので
九度山と呼ばれるようになったといわれています。
こちら、絵馬に特徴があります。
丸いものが二つついた絵馬が所狭しと奉納されています。
引きすぎて見えない?
お・っ・ぱ・い絵馬です。
巨・乳になれますようにじゃないわよ ( ´艸`)
子授けと安産祈願。
そして、慈尊院を囲むように建つ鎮守守。
丹生都比売(にうつひめ)神社と
丹生官省符(にゅうかんしょうふ)神社。
三箇所合わせて重要文化財で世界遺産です。
ここから高野山に徒歩で入ることもできます。
大型バスで来ている登山の団体にも出会いました。
七里歩いた先でバスが待っていてくれるのでしょう。
お参りをしてから私達は車で高野山に向かいます。