夜は埼玉県ふじみ野市ステライーストで、混声合唱団「樹(じゅ)」の指導。



僕自身、声の調子が良くないので、一緒に歌ってあげられないのがもどかしい中、組曲「水のいのち」より「水たまり」を練習しました。



音の確認を繰り返し行いながら、音を着実にしていきつつ、反復練習の中に細やかな表現を求めていきます。順調な進度です。




練習が終わった時、ある団員さんから相談を受けました。

「実はここのところ歌うとすぐ声が枯れてしまい、先日耳鼻科で診てもらったら『声帯ポリープ』が出来ていました。しばらく休団して治療に専念すべきでしょうか?」とのこと。


声帯は声を酷使したり、歌い過ぎてしまったりすると、まずは『結節』が出来ます。これはペンダコのようなもので、休ませれば自然治癒していきますが、それがさらに悪化して血豆のようになってしまったのがポリープです。こうなってしまうと自然治癒は見込めず、手術をするなりして治療をしないと治りません。


その団員さんが休んでしまうと、合唱団としては戦力ダウンになりますが…「今後の人生において長く歌い続ける為には、なるべく早期に治療をして、しっかりと治すことが大切です」も回答させていただきました。


ご本人も同じようにお考えだったようで「そうします」と答えられました。



非常に心苦しい決断だと思いますが、必ず戻ってきてくれることを信じて、しっかりとご療養いただきたいと思います。ずっと応援しています。そしてみんなで待っています!