午前中は、さいたま芸術劇場で打ち合わせ。
来月のオペラ公演で舞台監督を務めますので、会場打ち合わせでした。







午後は池袋で個人レッスン。
いつもと違う部屋で響き方の違いなどを含めて生徒さんと「音とは?」について一緒に検証しながらのレッスンでした。






夜はT1project来年公演に向けてのオーディション審査。今日も実力派揃いの歌唱&演技審査でしたが、歌で感じた印象がそのまま演技の印象と重なるのを感じます。「人」がそのまま見えてくる、というのがオーディションの難しくも面白いところ。今日もひりつくような緊張感の中、長時間過ごしたのでヘトヘトです。





これから帰宅してから明日の準備。
明日7月19日(木)は、文京シビックでの…
「なつかしの歌をうたう会」
案内役を務めます。

まだまだお申し込み可能です。
飛び入りも歓迎!
14:00〜16:00
参加費:1,000円です。

お待ちしています!!

+αプロジェクトと合唱団「樹」

テーマ:
灼熱でした。

午後からT1projectの「+αプロジェクト」レッスン。今月末で3ヶ月間の第一期が終わります。


ここでみんなが何かを感じ、得たものがあるのなら、とても嬉しいです。基礎的な知識と力学は学べたと思うのですが、その実践もその瞬間、瞬間には達成できても、それをきちんと根付かせるには時間がかかります。


ここからさらなる努力が必要ですが、とりあえず一区切り。続ける人も辞める人もいると思いますが、その先には未来への道が伸びていることを望みます。


そんなわけで、(随時ではありますが)新たなメンバーを募集しています。



本気でプロを目指す人、今なにかが足りない、と感じている人はぜひこの短期間ワークショップを体験してください。




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夜は混声合唱団「樹」の指導。

こちらはアマチュアの合唱団。
毎回楽しく、常に挑戦をしながら歌っています。


初めての英語曲に四苦八苦。でも団員さんの中に英語の先生がいるので発音指導などもしていただけて、コツコツと積み上げていっています。


良い音色になってきました!秋の音楽祭に披露する予定です!
ミュージカル座の「ひめゆり」
日本のオリジナル作品を作り続けてきたミュージカル座の真骨頂とも言える名作、と謳われているこの作品。

一度は絶対に観ておかなければならないと思っていたのですが、やっと観ることができました。

言うまでもなく沖縄戦でのひめゆり学徒隊を描いた作品。



もちろん現実に起こったことだし、結末を誰もが知っているだけにその内容の重さに心が苦しくなります。


これをもしリアルなストレートプレイで観させられたら、きっと滅茶苦茶しんどくなるだろうけど、そこをエンタメ的なミュージカルとして見せることで、ある種のオブラートに包んであるところが秀逸だと思いました。


作曲家のビリーさん(山口琇也さん)も書いているように、この作品を戦争の時代から遠ざかっていく若い人たちが毎年演じていくことに意義があるし、それをまた若い人たちが観に来ることに意義がある。そういう歴史的意義のある作品として、これからも上演され続けていって欲しいと思います。

ところでこの作品。地のセリフのみの部分はなく全て歌で歌われていきます。音源カラオケによる演奏ですが、シンセ音質がやや安っぽいので、欲を言えばいつかは生オーケストラ(もしくは小編成でいいので生楽器)で上演して欲しい、と思いました。


ハマナカトオルさんの作品は先月観た「タイムトラベラー」もそうでしたが、スピーディーな展開とエンタメ性を重視したオムニバスエピソードを複数畳みこんでいく作風。それぞれのシーンがよく作り込まれていて、それぞれに明確なテーマがあるから観終わった後の充足感が毎回心地良いです。

重いシーンの間に三人娘のお笑いシーンを挿し込むことで、ホッとさせてくれるのがすごく有り難い。


キミ役の高垣彩陽さんは、声優さんとしても大好きな女優さん。僕がアニヲタになりかけていた頃は高垣さんも声優としてちょうど全盛期で、スフィアというグループを組んで声優アイドルという一時代を築いていました。その頃からとにかく歌が上手い!という印象がありましたが、今回改めてその歌唱テクニックと表現力に感嘆。小さい身体の全身から発する演技力がすごかったです。これからミュージカル界にどんどん進出していくんだろうな、と予感。


上原婦長役の沼尾みゆき先輩(芸大時代の先輩)は、安定の存在感。それにしても「タイムトラベラー」から連続で出演されている訳ですから、スケジューリングとか大変だったろうな。終演後にご挨拶にうかがったら学生時代以来なのに覚えていてくださって感激しました。


檜山役の松原剛志さんは演技も歌も素晴らしい。もっともっと見たい、聴きたいと感じさせてくれる華がありました。


杉原役の輝海健太さんも甘い声とスッと入ってくる心地良い演技。とても印象に残る俳優さんでした。


ふみ役の清水彩花ちゃんとは「レ・ミゼラブル」でもご一緒しましたが、第一声でキュンとさせる歌声の良さは天性のもの。妹を守る演技も含めて、愛情に満ちた人柄がそのまま舞台で表現できる女優さん。


岡教頭役の長谷川大祐は芸大同期。声の良さは言わずもがな。相変わらず存在感ありますな。


滝軍曹は例のエピソードで有名な人物ですが、今拓哉さんは厳しい無頼漢ながらもどこか人間らしさを残した滝軍曹を演じていました。


ひめゆり隊の皆さんのコーラスが本当に美しかった。もうそれだけで1つのストーリーです。あのコーラスが清らかできちんと整っているからこそ、この悲劇が語り継がれる意味がある。まさにそんな見事なコーラスでした。


もちろんミュージカルだし、少なくとも加工されたものでもあるけど…僕が出演したことのある「タイムフライズ」の時もそうだったけど、ミュージカル座の稽古場ってその時稽古している作品に関する資料が壁一面に貼られていくのです。みんなが自主的に持ち寄ってきて共有していきます。だからこの作品に携わった人は、この公演のために太平洋戦争のこととか、沖縄戦のこととかをたくさんたくさん勉強したと思います。その事実が「語り継がれていく」ということだし、それこそがこの作品の一番の存在理由だと思います。


もし今後、日本が何らかの事実の見逃しとエラーの連続で戦争状態になる時が来てしまったら、このミュージカル「ひめゆり」は上演できなくなるでしょう。だから僕は願います。これからもミュージカル「ひめゆり」が何年も何年も上演され続けていきますように。


兵士役で出演したT1projectミュージカルプロジェクト(MP)出身の藤谷時生くん(右下)と、現役MPの松尾さんと藤岡さん



岡教頭役の長谷川大祐(中央)と観劇お付き合いしてくださった江原恵美子さん
午前中は児童合唱団きらきら☆コーラスの指導。
みんな相変わらず「自由」です(笑)
まぁ、割とウダウダになりながらも「ドレミの歌」を歌いながらみんなでじゃれ合ったり、真面目にハモる時はハモったりと、「サウンド・オブ・ミュージック」の世界を地でやっているような感じです。


子どもたちの「居場所」になれるようなコーラスを目指しています。


午後はそのまま子供たちと移動して、オペレッタ「マリーツァ」の立ち稽古へ。きらきらの子供たちも出演します。キャストの栗田さんが教える音楽教室の子たちと合同で冒頭のシーンを飾ります。


みんな若干緊張しながらも覚えるのは早く、振付もすぐに覚えてくれました。1時間練習して子供たちは解放。そこから3時間は通常の立ち稽古。



本編にこんなシーンはないのですが…(笑)


最後のシーンまでつけたかったのですが、物語の山場である2幕フィナーレと3幕頭のコントのシーンをこだわって稽古したら、あっという間に時間が過ぎてしまいました…orz


ラストシーンはどうやって作ろうかな…出演者の皆様お楽しみに!
T1project2019年公演ミュージカル「幸せな時間」のオーディション2次審査でした。


1次の書類・音源審査の時点で100人以上応募があった中40人近く落選している訳ですから、この時点で精鋭揃い。


案の定、素晴らしい人ばかり。審査もより一層厳しく行わなければなりません。


オーディションの雰囲気というものは、独特の怖さがあります。その緊張感の中で力を発揮できる人というのは実は少ない。「力」というのは技術でもなく、勉強の成果でもなく…最終的には人間性。歌にはそれが全て表れます。


歌唱披露の後の演技審査でも同様。「人」としての本質。


どう偽っても、その人となりは見えてくる。ではその状況で人はどう立ち振る舞うのか。そこを審査していたような気がします。


正直言えば、どの人のことも「教えたい…」と思いました。もっと良くなるのになぁ、ちょっとしたズレを修正するだけなんだけど…



まだまだ来週も50人以上の人たちの審査をします。