【いつか辞める為に働く】

「定年」というものがない仕事の場合、その職にしがみつこうとすればするほど、その仕事の本質から知らず知らずのうちに離れていきます。

だから僕はむしろ「どうなったらこの仕事を終えられるだろう?」と考えながら仕事をしています。

例えば教える仕事も、教え子の中から僕よりも優秀な指導者が育て上げられたら、その仕事は弟子に譲り渡したいと思うし…

舞台への出演も「この役は貴方にしかお願いできない」と言っていただけるもの以外は受けないようにしています。だって僕なんかよりも上手い人は沢山いるんだから。

合唱団の指導も「0→1」へと育て上げられたら、僕じゃない指導者に変わっても良いと思うし、学校の仕事も、与えられたミッションを達成して、更に「先輩が後輩を指導する」システムを作り上げられたら、そこで辞めようと思っています。

要は、その仕事にしがみつく為に働くのではなく、いつか辞められる環境を作る為に働く。でも決して辞めたいわけじゃなくて、そのぐらいの気概を持って働かないと、手放さない為に無駄な負荷をかけたり、人の機嫌ばかり気にしたり、本質を見失ってしまうと思うのです。

それよりは積極的に「辞める」努力をする。
自走できる環境を作る。
そして、空いたスペースで、また新たな挑戦をする。

それが理想ですね。




でも、まずは…

家族を養える状況まで頑張らなきゃな。
現状、毎月赤字です。
(↑格好つけてる場合じゃない💦)