午前枠は、もう一仕事。
学校の近くのスタジオで対面レッスンをしました。久しぶりの生徒さん。コンサートが近いらしく、不安らしいので、レッスンを申し込んでくれました。
とても豪快に歌う一方、その要因は真面目さ故の一生懸命さであることに気づきました。
「正しい音程で」
「楽譜に書いてある通りに」
という意識が強すぎて、声を詰めて、押し出している印象でした。それらを【緩める】作業。響き以上の声の音圧を減らしていく練習をたくさん行いました。
午後は出張レッスン。
川崎市まで車で移動しました。生徒さんのご自宅にレッスン室があるとのことなので、ご自宅までうかがいました。
思いの外、早く着いてしまったので、近くのファミレスで時間を潰しました。
昔、(声楽の)先生から「息をたくさん吐きなさい」「声は客席の奥まで飛ばしなさい」と言われ続けたらしく、その呪縛から逃れる為に、別の方法を使いました。
息を当てる場所を決めた上で、息のスピードをゆっくり。霧が立ち込めて迫っていくような息のスピードで歌ったり…。
イタリア語の捉え方、音楽のリズムと言葉のリズムのポリリズムについても導入しました。