満身創痍…まさにこの言葉がピッタリ。
杉並公会堂でのオペレッタ「メリー・ウィドウ」ハイライト公演が終わりました。
お越しくださいました皆様、誠にありがとうございます。共演者の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。
当日は…
12:00〜14:00 通しリハ
15:00〜17:00 ①回目公演
19:00〜21:00 ②回目公演
という、長年に渡り舞台活動を続けてきましたが、過去No.1にタイトなスケジュール。
しかもハイライト公演ということは、要するにホッと一息つく暇もなく、メインシーンが連続する訳ですから、劇中まるで休める時間がありません。
「ハイライト公演」=大変なシーンばっかり歌う、演者に過酷な耐久戦←これ、テストに出ます
そんな訳で、ペース配分を考えながらの感じになってしまいましたが、特に夜公演は体力ギリギリのところで踏ん張りました。
ダニロ=陽気な遊び人、というイメージが何故かついて回りますが、彼が何故『マキシム』に入り浸りになっているのか?という真相から役作りに取り組まなければなりません。
以前にダニロを演じた時に、とことん役作りに徹した経験が生かされています。
彼は、ハンナとの結婚を家族から反対されていて、そのことを彼女に伝えられないままでいたのですが、そのうちハンナが愛想を尽かして別の富豪と結婚したことを知ります。絶望したダニロはその現実から逃げ出すようにパリへ赴任し、浮世をのらりくらりと過ごすようになったのでした。
(詳しくは↓)
今回のハイライトでは、そこまでをお客様にお伝えするのは無理でしたが、それでも短絡的な役作りはしたくなかったので、とことん追い詰めながら演じていきました。逆に伝わりにくくなってしまったかもしれませんね…💦
そんな訳で、この作品ともこれで一時お別れ。次の機会には、また『演出』をしたいなぁ。