新作ポップオペラ「東京ミュージカル」実寸稽古も最終日。昨日の月組に続いて、星組の通し稽古でした。



昨日のダメ出し(ノート)を受けて、しっかりと修正をし、挑んだ通し稽古。



まだまだ改善の余地があるシーンはありますが、最大の見せ場である「説法のシーン」は、納得のいく出来だったと思います。



歌唱指導の山岸さんも「M10(説法のシーン)よかったです!」と、帰り際にわざわざ声をかけてくださいました。



今日は、昨夜に全曲のオーケストレーションを終えた作曲者の石渡裕貴くんも来てくれました。


古「お疲れ様。ここ数日大変だったでしょう?」

石「やぁ、本当に何とか仕上げられて良かったです」

古「寝てないんじゃない?」

石「ここずーっと寝てないっていうか、寝た記憶がないです。正直、何度か死にかけました」

古「『完成』って決めるのが自分っていうのは辛い作業だよね」

石「そうですね。手を抜こうと思えば、幾らでも出来ちゃうけど、僕はそれは絶対イヤなので、いけるところまで…と思いながらも、期限もあるので、そことの闘いでした」

古「本当に、素敵な音楽をありがとう」

石「M10すごく良かったです!ありがとうございます」



という会話も交わしました。



通し稽古を終え、脚本・演出のハマナカトオル先生が作品に込めた想いを語ってくださいました。



「今回の作品は名作になると確信していましたし、今日の通し稽古を見て確信しました…お客さんの反応がイマイチだったら自分の勘違いだったってことで(笑)

私が作品を作る上で常々意識しているのは『フィクション』であること。過去、日本人は「神風、神国、聖戦」というフィクション(幻想)を信じて、現実(戦争)を作り出してしまいました。フィクションは時として現実を作ってしまうんです。


だから、私は違った意味でフィクションを作ることで、平和で幸せな現実を作り出したいと思っています」



淡々と、冗談も交えながら語るハマナカ先生の言葉が、深く、重く心に留まりました。僕たちは何故、舞台に立つのか?何故、虚構の世界を全力で生きるのか?その意味が、改めてわかったような気がします。



今日で稽古場での全稽古を終え、そして先日実施した一斉PCR検査の結果、全員が陰性であったとの報告を受け、いよいよ劇場入りを果たします。


最後に主演である宮下舞花さん、小林風花さんのコメント(座長の心意気!)を聞き、全員で一本締めをして解散しました。



星・月の2組の家族で父親役を務めます。

どちらの家族も愛しくて、強い絆で繋がっています。



ミュージカル座

「東京ミュージカル」初演

2023年3月8〜12日

光が丘IMAホール

OEN席:11,000円

SS席:8,500円

S席:7,000円


3/8(水)18:30-

3/9(木)13:00-/18:30-

3/10(金)13:00-/18:30-

3/11(土)12:00-/17:30-

3/12(日)11:30-

※古澤は全公演に出演します。


…今も世界中で戦争が行なわれ、大災害に人々は苦しみ、政治や社会は嘘だらけ…昭和から令和まで、倒れては再生してきた「東京」は今、何を想うか…。そしてその声を受け止めたアナタは何を感じるのでしょう…。新作ポップオペラ「東京ミュージカル」ぜひ、お越しください。


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