朝から八ヶ岳音楽祭オペラの稽古(演出)に行かなければならなかったのですが、その前に朝イチで参議院選挙に行ってきました。7:00〜だったので、何とか間に合いました。


その後、特急に揺られて八ヶ岳へ…。


電車の中で寝よう…と思っていたのですが、たくさんの方からTwitterに誕生日のお祝いメッセージが届いていたので、お一人ずつ返信をしていたら、いつの間にか甲府に着いていました。



甲府から乗り換えて、今日は日野原駅で下車。車でお迎えに来ていただき、須玉ふれあい館という素敵なホールへ。


今回の八ヶ岳音楽祭オペラは北杜市主催の事業ということで、練習会場として毎回ホールを使わせていただけているのが、何よりもありがたいです。


とにかく少ない稽古回数で創り上げなければならないので、かなりザックリではありますが、前回と今日の2.5時間×2回でほぼ全てのシーンの立ちをつけ終えました。




演出には時間をかけますが、ミザンス(動きの道筋や振り付け)は、その場で出演する方たちの表情を見ながら決めることにしています。人と人の組み合わせで出来上がるものも違ってくるし、実際に動いてみて何が可能で何が不可能か、というのはその場で判断しなければなりません。



その場の閃きに賭けてはいますが、作品のコンセプトやシーン毎の意味などの演出要素をしっかりと持っていれば、間違った方向には進みません。むしろ演出家が頭の中で作ったものを出演者に表現してもらうのが演出だと思ってしまったら、それはただの演出家自身のエゴに過ぎず、複数の人間によって作り上げる化学反応としての「舞台」を生み出す意味がありません。



そこに居る人間によって

生み出される舞台


を創り上げるのが演出家の仕事だと思います。とは言え、むしろ考えてきた動きのプランなどを現場でボツにしていっているので、それはそれは無駄の多い仕事でもあるので、ここからはしっかりと整理していきたいと思います。





↓アディーナ役&合唱指導の前原加奈さん

僕のヒゲの位置が…

ちゃんと顎までマスクしなしゃダメね。