古澤利人です。
今日は、僕が普段オンラインでやっている「りも芝居」というものを説明したいと思います。「りも芝居」というのは、『リモートで、即興で、お芝居をする』といったもので、友人の平岡基くんと去年の6月からスタートして、先日第36回(※35回の誤り)まで続いてきました。ま、ここまで続いてきた理由というか、それをちょっとまとめていきたいと思います。

この「りも芝居」ってお芝居をするんですが、台本は無し、打ち合わせもなし、その場で決めたお題に沿って即興で、よーいどん!でお芝居をして物語を作って行かなくちゃいけないんですけども。

何をしてるかって言うと、何も決まってない状態で、少ない情報をかき集めて、うまく事を進めて行かなくちゃいけないということで、相手役の台詞、言葉とか様子とかを見て、そこから彼は今こういうことを考えてるんじゃないかな?こういう風に行きたいんじゃないかな?っていうのを想像しながらですね、お互いに良いパスを出しながら、ラリーをしていきながら、気がついたらゴールしてしまった…っていうのが理想的なんですね。


これって本当に普段やってるコミュニケーションと全く一緒で、日常でも皆さんそうだと思うんですけども…自分のことしか考えないで、何か発してたり、何か行動したりしてないですよね。

常に周りにいる人たちが、どうしたら喜んでくれるか、とか、どうしたら仕事がうまく進むのか、いろんな問題が解決するのかっていうのを、常にお互いに協力し合いながら、コミュニケーションをとっていくっていうのが、日常やってることなので、それをお芝居って形で『再現』してるっていうのが「りも芝居」の魅力だと僕は思っています。だから僕はあまり演技って感覚は持ちすぎないようにしていて、あくまで役の、役柄とシチュエーションの中で生きている一人の人間として、相手がどうしたらうまくいくのかなっていうのを常に考え…まぁ、お互いに良いパスを出し合ってくってことをね、考えながら、1時間ぐらいお芝居をしていくわけです。


で、それを見ながら、皆さんにもですね、その様子を見て楽しんでいただきたいなっていうのと、もう一つは皆さんも「普段どうやってコミュニケーションって、とってたっけ」っていうのを考える、何かきっかけになったらいいかなぁ…と思うんですね。

常にそこにあるのは「思いやり」「相手を思う気持ち」「協力し合う心」ですね…これを『育んでいく』っていうような、そんなコンテンツになっていけたらいいかなーと思っています。

これからも「りも芝居」頑張って、継続していきますので、ぜひみなさん観に来てください。
よろしくお願いします。