熊谷ベーレンタール男声合唱団は、多田武彦の名作「柳河風俗詩」に取り組んでいます。


来週末の熊谷ミュージックフェスティバルでは、その中から「かきつばた」と「梅雨の晴れ間」を歌います。



「かきつばた」は楽譜の曲想標語に「さびしく」と書いてあります。良家のお嬢さん(Ongo)の手の香りに、男心に火を灯すも、すぐ消えて、かきつばたのように夜は萎れてしまう。萎れてしまうのは心なのか、それとも…そのまま三味線の音を聞きながら一晩泣き明かす。

何とも「男」としての哀しみやら情けなさやら、本当にさびしい想いになります。


今日は練習中に、無料動画サイトで三味線の音を聞いてみました。「祇園長唄」を流すと団員の皆さん「若い頃を思い出すねぇ」なんて言いながら、夜な夜な遊びに行っていた頃のことを懐かしんでいました。気がついたら皆さん「祇園長唄」を一緒に口ずさんでいました。熊谷男たち…さすが、粋ですねぇ。


名誉団長の小林さんから銀杏をいただきました…ほっくり美味しかったです。

ごちそうさまでした。