T1projectミュージカル
「幸せな時間」

全公演を終えました!


お越しいただきました皆様
ありがとうございました。



昨年の秋から始動。
公募オーディションをかけたら、想像を遥かに超える120名近い応募があり、書類・音源審査、実技・面接審査を経て、43名のキャスティングが決まりました。
43名全員分のワイヤレスマイク!!


諸々、事情なども重なりご一緒できなかった方々も含めて、たくさんの人のエネルギーをいただきながら、それに応えるべく右往左往しつつも稽古に向き合い、約1ヶ月間、他のすべてのことを犠牲にして毎日集中稽古を積み重ねていきました。



小屋入りしてから名門、本多劇場の空気を肌身で感じながら、緊張のプレビュー公演。そこでのお客様たちのご意見を吸収して、プレビュー公演も含めて千秋楽まで、全8公演を終えました。



誰一人として病気や怪我もなく、集中して舞台にのぞめたのはカンパニー全体の責任感、緊張感の賜物ですし、支えてくださったスタッフの皆様の細やかなお心遣いのおかげだと思います。


改めまして、関係者の皆様ありがとうございました!!


毎回、マイクチェックの為に尾藤さんが歌ってくださったソロ曲(M9)
「一生懸命、生きなさい」という歌詞が繰り返されます。


この曲を聴きながら、自分の人生を振り返りつつ、今日も一生懸命舞台を努めよう…と、溢れる涙に誓う毎日でした。

(※この曲が歌われるシーン、僕は舞台上にいるのですが、役柄的に歌を聴かずに無視しなければならないので、このマイクチェックの時にしか聴けないのです)



今回、楽屋もご一緒させていただいたのですが、我らが座長、尾藤イサオさんと過ごさせていただいた日々は一生の宝物になる【幸せな時間】でした。
音楽稽古の為に、尾藤さんが歌われる部分を全て「仮歌」として歌わせていただいたのですが、ある日楽屋で尾藤さんに…

「毎日りひとさんの歌を聴いて勉強しているよ、ありがとうね。」

と仰っていただい時は、全身が跳ね上がるかと思うような、感動というか、喜びというか…言葉にならない気持ちでした。



出演者の皆さんと飲みに誘っていただいた時、「子供の頃にあしたのジョーを見て育ちました」とマネージャーさんにお伝えしたところ、尾藤さんが帰り際にわざわざ僕のところに来て、耳元で「♫サンド〜バッグに〜♫」と囁いてくださった時は、その場で感動して号泣してしまいました。



そのほかにも、打ち上げに遅れて参加した僕の為だけに、手品を見せてくださったり…


そのほかにもたくさんエピソードがあるのですが、どれもこれも尾藤さんの優しさが溢れるものばかり。僕はこの期間、どれだけたくさんのものを尾藤さんからいただいたのでしょう…。そしてその都度、僕は感動で泣きました。泣き過ぎました、ほんとに。





尾藤さんの笑顔が
尾藤さんの歌が
尾藤さんの佇まいが

…その全てが舞台を優しさと温かさで満たし、そしてお客様に大切なものを届けることができた…そんな公演だったと思います。






でも、舞台上では…役の上とはいえ、そんな尾藤さんが演じる青木かんじに「バーカ!!」と連呼し続けておりました、小坂龍之介役のワタクシ…。

す、すみません。
みなみちゃんも、ごめんね…



しばらくこのブログも回想記になりそうですが、もうしばらくお付き合いください。



お越しくださった方からの感想、関係者の皆様からのコメントもお待ちしております!