ミュージカル「幸せな時間」音楽稽古でした。

3時間あれば充分と思っていたアンサンブル稽古でしたが、あっという間!むしろ少し足りなかったぐらいでした。


作曲者の松本俊行さんのお言葉1つ1つが、この作品の魂であり、命です。


そのイメージ、感性を音として実現する為に古澤は歌唱指導として、あらゆる方法(メソッド)や言葉を使って、演者に伝えていきます。



「もっとこういう音にしたいのですが、何か良い方法はありますか?」と直接僕に問いかけてくださる松本さんとの信頼関係が嬉しくて、古澤も思わず熱が入りました。良い仕事をさせていただいている!という実感があるから、脳が活性化されて、いろんなことを思いついたり、演者さんたちの心を読みながら、今必要な言葉、方法は何か?というのを探ることが出来るような気がします。



今日、思った(伝えた)のは以下のようなこと。

プリンシパル(主役)アンサンブル(端役)という分け方はしたくありませんが、それでもそれぞれの役目は実は違います。

プリンシパルが立つ場所には照明が当たり、台詞や歌も、その人が輝くように台本、音楽、演出などが作られています。プリンシパルは【照らされる】役目。

一方、アンサンブルは逆で、【自ら光を放つ】のが役目。

光を放たなければ、ただの影になってしまい、とても平坦な舞台になってしまいます。端役が光を放ち、その光に主役が照らされる…この関係が作られれば、その舞台はとても輝きに満ちた立体的なものとなります。

決して「目立った演技をしろ」という意味に誤解はしないで欲しいのですが、それでも何かを発信し、放つ側になってもらいたいと願います」


ふむふむ。
我ながら良いことを言った(笑)



舞台に上がる全員で、この作品を一緒に作り上げたいと思います。歌唱指導者として、最大限のお手伝いをさせていただきます!


頑張るぞ!!




ラジオ取材が入りました(僕は出ませんが)。ぜひぜひ今度の水曜日。一緒に聴きましょう!