ららぽーと富士見カルチャーセンター
合唱講座「第九を歌おう!」
第7期②
↑あばら拡げポーズ



前回に引き続き、本日は
「ドッペルフーガ」

と呼ばれる部分を徹底練習しました。









「ドッペルフーガ」
どうですか、このネーミング。
何となく若い子が好きそうなスイーツ、みたいな名前ですが…
↑「ドッペルフーガ」…ではない。




実際には、そんな甘さなんて微塵もないような、難関中の難関箇所です。



4つの全ての声部が複雑に入り乱れながら、2つのメロディと、そこから派生した別のメロディを同時に奏でていきます。



そんな訳で、今回の講座は…

ひたすら
反復練習!!



…でした。





頭で理解するとか覚える、とかではなくて、ひたする歌って身体に覚えこませる。



掛け算の九九と一緒。



ほかの関係ない作業をしていても勝手に口ずさめるところまで身体に染み込ませるしかないのです。






これが、歌えるようになった時、気持ちいいんだよね!そこまで到達したいです!!



↑2012年ミリオーネンプロジェクト「第九」


さてさて「第九」の合唱指導をするようになって、かれこれ20年近く経ちます。


当初から言い続けていること。


【ベートーヴェンがこの曲に込めた精神を、歌うことで体感し、それを持ち帰って、さらに拡散していこう!】


平和への祈り。
人々が抱き合い、兄弟となることで、神々しいまでの輝きのような歓喜が与えられる。



この想いを感じながら歌い、そんな温かい気持ちでまた自分に近しい人と接し、それが波及していって全世界に拡がれば、必ずいつかは全世界に平和が訪れるはず。



そんな途方も無い、理想論を語り続けてきましたが、紛争や戦争は絶えることがありません。



それどころか自分の周りだけを見ても、人々の心は疲弊し、拠り所を失っていっているように思えます。



偽善や甘っちょろい非現実論でも構わない。僕は歌を通して、「第九」を通して語り続けていきます。どうか、触れて、感じて、拡げていって欲しいです。



歌の奇跡を僕は信じています。