R.S.T.C.オペラ「魔笛」の音楽稽古も残り数回。
ここで、童子アンサンブル稽古が組まれました。
あ…写真撮り忘れた…
「魔笛」の世界は、
夜の国と太陽の国という2つの国に分かれていて、
その対立の中に若者たちが巻き込まれていく…みたいなお話なのですが(※かなりザックリとした説明)、
その2つの世界を自由に往き来し、
かつ、どちらにも与(くみ)しない中立の立場として、
童子たちが登場します。
夜vs昼
女vs男
という、価値観を違える大人たちと、
そこに巻き込まれていく若者たち、
そして、それらに影響されず、自由に行動する子供たち。
という横軸の対立と、
縦軸の世代間の相違、
という立体構造で物語が作られているとも言えます。
そういう意味では、
他のどのキャラクターも属さない
唯一無二の存在が童子たち。
しかも全員で1つの人格と言っても良い存在。
音楽的なアンサンブルは必須事項です。
通常、童子は「3人」なのですが、
今回の演出ではなんと童子が「7人」います。
この作品では「3」という数字が多く登場し、
モーツァルト自身も数字にはこだわっていたらしいのですが、実は「3」も「7」も同じで「不完全」を表していると言われています。
さぁ、この3→7への変更がどのように物語とリンクしていくのか…楽しみな反面、つまり人数が増えるので単純にアンサンブルは難しくもなります。
特に今回のカンパニーでは、様々なジャンルからキャスティングされている為、声の統一感というのが非常に難しくなるのですが、そこは名手:草川正憲マエストロ!
気がつけば全員のハートをしっかりと掴まえて、見事に束ねていきます。
この日の練習で、見違えるように素晴らしいハーモニーを奏でるように進化しました。
他のどこのカンパニーよりも音楽面ではまとめあげるのは大変な作業なのですが、その奇跡を一つ一つ実現していくことで、どこのカンパニーよりも結束は強く、そして広がる可能性も無限大に広がっていきます。
レインボースタジオカンパニーのこれまでの公演が大きい反響を得てきたのも、この絶対に妥協しない姿勢を貫く草川正憲マエストロのおかげ。
さぁ、今回の公演はどこまで高めていけるのか…
楽しみは増えるばかり!!
・「第九」フラッシュモブ参加者募集中
または
本番:9/10(日)11:00~13:00※実際は12:00頃
会場:鴻巣市陸上競技場
※さいたまサッカークラブの試合中に決行!
ハーフタイムショーで、
サポーターに扮した合唱団が突然歌い出す!?
練習:8/20(日)、8/27(日)、9/3(日)
いずれも18:00~20:30
会場は川口市鳩ヶ谷市民活動センター(鳩ヶ谷駅直結)
参加費:2,000円
※現在、参加者が不足しています。奮ってご参加ください