リリカオペラふじみ野
「メリー・ウィドウ」
終演しました。

朝から照明の直しをしていきましたが、これがとっても楽しい作業。
一つ明かりの当て方を変えるだけで、その物が平坦にも立体にもなります。
それらを何十通りも組み合わせて空間を作り込んでいきます。

旧式の照明機材を駆使して、独特の世界観を作り上げてくださいました、照明家の澤本さんには本当にお世話になりました。
いくら感謝しても足りません。
ありがとうございました。

舞台監督のユージン原さんとは、何回も何回も舞台デザインや構造についてご相談させていただきました。

その結果…僕が描いたこのデザイン画が…




こうなりました。
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すごい再現度!!


昨日半分までしかできなかった照明作りを今日、2時間ほどかけて完成。

舞台はこれで出来上がりました。




その後は、オーケストラの皆さんに挨拶。
合唱に修正とメッセージ。
キャストとスタッフに声がけをして、客席に入りました。

開場した客席は熱気でむんむん。
満員御礼です。




満員御礼の会場で、公演ができることが何よりも喜ばしかったのですが、そんな会場が一体感を持っているかのような雰囲気になったことは本当に感動しました。




今回はキャスティングが、
本当に適材適所でした。
皆さん個性的。
そして、何よりも品がいい。
だから何をやっても崩れない。
絶妙なバランスで、シーンが積み上がっていくのが稽古の時からとても楽しかったです。



地元ダンスサークルのアミエルさんを組み込めたことも大成功でした。舞台を華やかに、そして引き締めてくださいました。



オーケストラも稽古を重ねるごとに音色が上質になっていくのを感じました。見事にコントロールされていた武田マエストロのタクトさばきには鳥肌が立ちました。



そして、リリカオペラふじみ野の合唱団の皆さん。一から一緒にコツコツと作り上げてきたシーンの一つ一つがとても愛しくて、本番を客席で観ていると自然に涙がこみ上げてきました。



アンコールの「メリー・ウィドウ・ワルツ」は客席から一緒に歌い、涙しました。

リリカオペラふじみ野恒例の、メッセージボード。ホワイエに、出演者とスタッフによるメッセージや稽古風景の写真が貼られています。


制作を一人でこなしてくださった大日南さん、印刷物系のデザインから受け付け回りまで担当された中澤さん、本番は出られず受付を手伝ってくださった合唱団員の古村さん、会場スタッフの石山さん、舞台助手の川島さん、演出助手の海下くん、稽古ピアノの河野さん、平井さん、中村さん。


たくさんの人たちの力の結集で出来上がる「市民オペラ」の素晴らしさを改めて知ることができました。


皆さん、本当にありがとうございました!