オペラ「ラ・ボエーム」公演を終えて。

どこかで「歌い手の立場とは違う達成感みたいなものを得られる」ことを期待していたのですが…まるでなかったですね~。

これが一番予想外。

最終的には出来上がったものは出演者とお客様のものであって、演出家はその環境を整えてきただけ。

舞台はエゴを叶えるものではないんだし、考えてみれば当たり前なんだけど…本番の時には自分は出演者にも観客にもなり得ない。

蚊帳の外にいるような感覚がありました。

それでも舞台で繰り広げられているものは、自分のイメージが形になったものだし、それを観てお客さんが一喜一憂している様子を見るのはエキサイティングでした。

満員御礼だったし、やはり一回ずつ公演ではもったいない。

またやりたいな~。