A Study in Scarletと、言ってもシャーロック・ホームズとかモルモン教徒の話でも無い。でも、まあ、謎解きかなぁ?(緋色の研究って、シャーロック・ホームズ物の第1作の題名です)
ここを押さないと、謎のままですよ。
先日、昔の日本映画をYou tubeで鑑賞してました。未だ、色々と見れますねえ。
「草迷宮」(寺山修司が監督したやつね。音楽はJ.A.シーザー)を観ていたら、随所に効果的に使われた赤い色が気になってね。
そういえば能の決まりごとの一つに、装束で色といえば赤の事なんですよね。青とか金とかを使っていても所謂「色無し」で、少しでも赤が入っていたら「色有り」なんです。
例えば謡曲の「六浦」(むつら。むつうらとも言います)では。
都の僧の一行が東国に修行に行く途中に、六浦(神奈川区金沢)称名寺に立ち寄ると、
木々が紅葉する中で一本だけ紅葉していない楓(かえで)があるのに気づく。
たまたまやってきた里の女に謂れを訊くと、
昔 鎌倉中納言 冷泉為相(ためすけ)卿がここに来て、
ほかの木に先立って 紅葉していたこの木を見て
「いかにして此一本にしぐれけん山に先立つ庭のもみぢ葉」と詠んだため、
その楓の木はそれを名誉として、身を退くこととし、その後紅葉することをやめたのだ と語り、自分こそ この楓の精だと名乗り、
ここの今夜は逗留して御法(みのり)を説いてくださればまた来ましょうと言って、
いずくともなく消え失せる。
そして夜、ふたたび現れて月の下で舞い、また去っていく。
以上金剛流(だったよね?孫引きなんでww)の解説から引用しました。
この曲って、能面は小面(若い女)とか増女(超自然的な女)とか曲見(中年女)とか、演者によて色々ですが(解釈により自由ですね)装束に関しては赤を使わないのが決まりです。
赤ってのは、生命力を表す色なんですよね。だから、この曲の中では、楓は生死を超越しちゃったんだよね。不死の存在には生命力を表せないからねえ。
さて、ここからは、チャンと不動産ブログらしく(不動産に関する話題って久しぶりかなww)
最近の日本の建物で赤色は特殊ですよね。まぁ、世界的にもかな?(中華圏は別ww)
赤を使うのは、神社とか商業施設くらいですかね。住宅にはあまり使わないよね。
タマにアホな施主が、なにをトチ狂ったのか差し色で使ったりとか。
って、うちのアトリエじゃん。だれだよ、こんな色使いしたの(あ、私だ。。。)
今の、住宅って基本は墓とよく似ているよね。睡眠をベースにしているから静かな環境が重要視されて、建物の外観も石張りとかで高級感を出す大家さんが多く、って、住居ってより奥都城(おくつき)って感じだよね(あ、ゴメ〜ん悪口じゃないからw)
整然と並んだ大規模ニュータウンなんて、霊園墓地と一緒にみえますよね。
そうか!皆さん、35年ローン(最近はもっと長い?)を背負って生命力が無くなってるとかww
墓は生産から遠く離れた場所であるって、佐々木倫子のレストラン漫画に書いてあったな(って引用は漫画かよww)住居もそうだよね。
そういえば、エジプトピラミッド(あれって墓だよね)みたいに、ヒエログラフを外装に取り入れた物件も。。。(DXかあちゃんゴメン!ww)
つまり、住居とは、時間的作用が緩慢なる墓である!(なんかマンションポエムの対局みたいなこと言っちゃったかな、私?)
と、まあ、以上は紅葉の時期なんで、思いつきで書いた、勝手な空想による与太話ですね。
あらぁ、私って最近連続投稿してませんこと?(5日間ほど)
この、努力を褒めて、無理にでも、押してね。
京都に来たら、なんでしょう、とっても寒いんですのよ!(私のせい?)