大阪市淀川区野中南

Licca ピアノ教室

道家リカ(どうけりか)です。


 

この度、福田りえ先生主宰『FUKUONピアノ教育研究会』﹙現在1期生として所属﹚にて…
『日記ブログからの脱却!!』というチャレンジお題をいただきました。
そうです… ついつい私は 日記ブログでさえも怠りがちなので、この際 視点を変えて、自分の興味がある事柄を記すことに取り組んでみようと…
重い腰を上げました😅💦  


そこで…題材としてパッと思いついたのが『モンテッソーリ教育』について…です♪

私がこの教育法を初めて学んだのは、もう30年以上も前になりますが、幼児教育を専攻していた大学での『発達心理学』の授業でした。
ピアジェ、シュタイナー、ヴィゴツキーなど、有名な学者の理論に基づく教育法とともに、モンテッソーリについても学びました。当時は単位をとるために必死で内容を丸暗記していたもの思われます。

ピアノ講師になってからも うろ覚えながらもこの丸暗記した教育法を ふと思い出すことがあり、また耳にすることもありました。
もともと『モンテッソーリ』という 教育法にはとても興味がありましたので… フラリと立ち寄った書店や 教育用の玩具売場でも 関連商品を見かけることがありました。

そこで今回、改めてネット検索してみると…
いろいろな参考文献や資料、書籍、教育機関や学校施設、教具などが掲載 されていました。

その中の内容一部を下記に抜粋させていただきます。

『モンテッソーリ教育は教師﹙大人﹚の価値観で一方的に教え込もうとするのではなく、子どもの興味や発達段階を正しく理解し、子どもが触ってみたい やってみたいと思う環境を適切に用意し、その環境を子どもを﹙提示﹚などにより結びつけ、子どもの自発的活動を促します。子どもは自分で選んだ活動に満足いくまで繰り返し、取り組みながら様々な能力を獲得していきます。

モンテッソーリは子どもを科学的に観察し、そこから得た事実に基づいて独特な体系をもつ教具を開発するなどして教育法を確立していきました。その教育法の確かさは、現代の大脳生理学、心理学、教育学などの面からも証明されています。100年以上経った今でも、時代や文化の違いをこえて、世界中から支持されています。

乳幼児期を発達段階の特徴から0歳~3歳までを前期、3歳~6歳までを後期と分けて考えます。
発達段階の前期 後期の教育内容として・粗大運動の活動・微細運動の活動・日常生活の練習・感覚教育・言語教育・算数教育・文化教育・音楽・美術があります』

〈公益財団法人 才能開発教育研究財団  日本モンテッソーリ教育綜合研究所〉より


私なりに解釈してみると…
・『モンテッソーリ教育とは
適切な環境と援助が与えられることにより子どもは自ら成長する』
・『指導者は 子どもの興味や発達段階を正しく理解したうえで、子どもに選択肢を与え 自発的な活動を促し それを見守る』
・『子どもは 自分のできることを増やし、それを自信に繋げ、自発的な成長をする』

私が理想とする『教室の教育理念』にまさにあてはまる内容です。 

とても奥が深く、幼児を教えるピアノ指導者として…たくさんのヒントを得ました。

ピアノに入門したばかりの導入期の幼児の生徒さんに実践しているレッスン内容﹙教具﹚の一部が…
…知らず知らずのうちに ?? 30年前の丸暗記内容が役立ったのか💦…
…いえいえ、ピティナさん、東音さん主宰のバスティン・ピアノメソッド、

そしてM先生の指導法講座で学ばせていただきました指導内容の一部と合致するのです!!

モンテッソーリ理念に基づいた教育法﹙指導法﹚と似ている… 
…同類同等の﹙教具﹚内容の一部を 多少なりとも レッスンの中で 採り入れています🎵
 
もちろん…バスティン・メソッドを指導してくださった鹿児島のバスティン研究会の先生方や M先生も モンテッソーリ教育という言葉を出さないまでも、この教育法をご存知だったことでしょう…
改めて、レッスン内容﹙教具﹚の素晴らしさを裏付け証明された気持ちになり、感謝の気持ちでいっぱいです。

その一部を下記にご紹介します

〈微細運動〉〈感覚教育〉
指先を使うことにこだわった
『たまひも』『シール貼り』『花はじき』『ピアノお手玉』『スクイーズのフランスパン』

〈日常生活の練習〉
指先を使う意識をもつ
『ひもとおし』『ボタンスナップかけ』

〈言語教育〉
カードをみてすぐに反応する
『音符のフラッシュカード』
『反対ことば』『リズムことば』

〈音楽〉
『色おんぷ』『リズムうち』

〈算数教育〉 
指番号と指先を動かす
『ゆび積み木』『おんぷ積み木』



ピアノに入門したての小さな幼児さん達は、興味のあることや 楽しいことに目を輝かせて取り組みます。 
シール貼りや、たまひも、お手玉、花はじきなど… 一見 ピアノ演奏とはかけ離れた イメージですが…
それらの遊び道具を 興味をかきたてる魅力ある 教具に変身させて…  
いかに子どもの気持ちを掴み、ピアノ指導に結びつけていくのか… 
子どもの小さな反応やサインをも 講師は見逃さずに 適切な助言を与えて、見守っていくようにする…
子どもが主体となり、能動的にレッスンを受講できる環境づくりをしていくことこそ、… モンテッソーリ教育理念に基づいた 理想の教室像を追い求めていきたい私にとって、今できることの1つです。



〈モンテッソーリ教育〉についての資料を読み進めていくうちに出会った
〈ドイツのシュタイナー教育〉
〈アメリカのサドベリー教育〉etc. 
についても…興味が湧きました。
再度 改めて 学び直してみたいな…思いました。  

今回、このようなブログ記事を書く機会を与えてくださった福田りえ先生には、改めて感謝申し上げます🍀


マリア・モンテッソーリ
〈1870~1952〉
イタリア ローマ出身
女性医学博士・精神医学者・教育者
世界の教育界に大きな影響を与える


ジャン・ピアジェ
〈1896年~1980年〉
スイス ヌーシャテル
心理学者・発生的認識論


レフ・ヴィゴツキー 
〈1896年~1934年〉
ロシア ベラルーシ 心理学者
発達の最近接発達領域