
土曜日の夜に渋谷で5,6年ぶりぐらいにDelic Recordsの石山さんと呑みに行ってきました。石山さんとは初めて会ってから、もうかれこれ10年ぐらい経つんですが、何を隠そう、実はこの人こそが僕がこの業界に入った時の直属の上司。当時、Guntez Recordsで音楽の仕事とは何たるか、そのノウハウを一から教えて頂きました。
アーティストとの仕事の進め方、スタジオ作業、作品の流通方法、雑誌社へのアポイントの取り方、仕事としての人との付き合い方などなどレーベル業務に関するほとんどのことはこの石山さんから学びました。この人がいなければ今の僕はいないと言っても過言ではありません。本人が僕に言う通り、確かに反面教師的に学んだことが無いと言ったら嘘になりますが、その何倍もの知識やスキルを教えてくれたことは紛れも無い事実です。
1997年のクリスマスイヴ、二人で朝まで10,000枚のレコードを梱包し、納品したこともありました。四街道ネイチャーの担当ももとはと言えばこの人。遡ればKZAもDJ KENTも僕に紹介してもくれたのはこの石山さんだったんです。
その後、訳あってお互い別々の道に進みましたが、今でもずっと付き合いが続いている貴重な先輩であり、古くからの知人です。音楽が好き過ぎることが原因で周りに迷惑をかけることもありますが(笑)、いち後輩として屈託の無い意見をぶつけられる石山さんとは、これからもずっと同業者として付き合っていきたいと思ってます。こんなに褒めても何も出ないことも分かってますが...(笑)
そんな石山さんは、7年前から独立してカットアップ/ブレイクス&ビーツ系の音楽をメインに扱うDelic Recordsというインディーレーベルを運営しており、昨年もESGとDEATH COMET CREWという2アーティストの招聘を実現し、極めて歴史的なパーティーを成功させました。今をときめくA.Y.B.FORCEも東京で最初に紹介したのは石山さんです。ここ最近もその縦横無尽のサンプリングが逆に新しいニューアーティストのGINGER DOES'EM ALLのヴァイナルやミニアルバムを始め、色々な作品をリリースしているようなので是非、ホームページやブログでチェックしてみて下さい!