The Big Pay Forward | Listening is Believing

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RUGBY Dinner No Side Club店主/リバイアスミュージック代表 竹内方和のプライヴェート日記



映画 "Pay it Forward"を観ました。



この"Pay it Forward"とは

主人公の少年トレバーが考え出したアイデアの呼び名で

人から受けた善意をその相手に対して恩返し="Pay Back"するのではなく、 全く他の誰かに違う形で善意を広げていく="Pay Forward"していくシステムのこと。



人は通常、他人から善意を受けた場合、

その相手にお返しをしようしますが、

それだとその善意は当事者間のみで完結してしまいます。

でも、その善意を受けた相手に返すのではなく、

次の人に別の形で「渡して」みたら...

1人が別の新たな3人に、その3人それぞれが

また別の新たな3人へ善意を「渡して」いったら...





たった1人の善意がすぐに何十人、何百人、何千人へと繋がっていき、 自然ととてつもない大きな善意が無数の人を包み込むことになります。



善意の伝達による笑顔の連鎖。

自分がレーベルをやっているモチヴェーションもその感覚にとても近かったので、映画を観ているうちにどんどん引き込まれ、気がついたら心も体も真っ裸になっていました。



根拠の無い見通しの暗さが創り出した今の歴史的不況を打破するのは、こういったほんとに素朴でシンプル、純粋で真っすぐな思いと行動なのかなって思いました。



人って誰か一人から言われても、なかなか行動を起こしませんが、

多数の人から連鎖して回ってきたものだと、ある種のプレッシャーや責任感がそうさせるのか、それが自身望まないことだとしても、結構やりがちですよね。

この"Pay it Forward"システムがどんどん広がっていき、

それがパレスチナやアフガニスタンまで届けばいいのにって心から思いました。



大事なことは行動を起こすこと。

EPMD "The Big Payback"を聴いて、ヘッドバンギンしたら、

少しずつ、ゆっくり僕もこの"Pay it Forward"を自分のペースで始めてみようと思います!



素直になるって一番難しいことだけど

一番大事なことなんですよね。



久しぶりに心洗われる映画に出会えました。





One for Happiness, Happiness for One...