みなさまこんにちは
春休みがもうすぐ終わることに
震えが止まらないMinoriです🌻
昨日シリアでまたしても空爆があり、
今回は化学兵器が使用された疑惑が
上がっています。
日本でも報道されていますが、
関連情報も少し調べてみたので、
それも踏まえたまとめを作りました👀
🐪🌅🌴
📝要旨
【空爆に毒ガスが使われた?】
☞現地時間4日火曜日早朝、
反政府側の主要な支配地域である
イドリブ州が空爆にあいました。
→この空爆で少なくとも
11人の子どもを含む72人が亡くなり
その何倍もの人々が負傷したと
報道されています。
☞現地の医療従事者などによると
負傷者からは呼吸障害やけいれんなどの
症状が確認されており、
空爆に「有毒なガス」が
使われた疑惑が強まっています😨
☞被害にあった人たちの症状が
サリンガスを吸った人たちのものに
酷似していると話すお医者さんもいます🚑
(本当にサリンガスが使われたかは
まだ不明ではありますが、
サリンといえば日本ではその恐ろしさが
よく知られているのではないでしょうか?)
☞レバノンにいるアルジャジーラの
ある特派員によると、
毒ガスが使われたことに関して
同じような証言が多数上がっており、
毒ガス使用の信憑性があるとのこと。
☞また、the guardian誌は
その空爆の後、混乱の中
さらに医療機関を狙った攻撃が
起きたとも報告しています😫
→しかも THE WORLD POSTから
次の日の水曜日にも
サリンガスが使われたとみられる地域が
再度空爆されたとの報道もあります。
【国外の反応は?】
☞これを受け、すぐに国外から
非難の声をはじめとした声が上がりました📢
☞ロシアの言い分は、
「空爆はシリア政府がやったけど
それで化学兵器工場が
爆発したから、毒ガスが出たの😠」
というもの。
→しかしBBCに取材を受けた
イギリスの化学兵器の専門家()が
そのようなことは起きにくい。
と言及していました😯
☞また、英仏が国連へ向け準備した書類には
シリア政府に水曜日までに戦闘の計画や
どの軍用機を使ったかなどの情報を
求める旨が書いてあるそう📑
💭背景
【Where is イドリブ?】
☞今回、空爆があったイドリブは
上記の通り反政府側にとって
かなり重要な拠点です📍
☞例えば昨年12月、
元反政府支配地にいた多くの市民が
イドリブへ避難したりもしています。
【だからこそ、安全じゃない】
☞国際救助委員会IRCによると、2017年1月
アレッポから3万6千人の避難民が
イドリブへ向かっている時には
既にイドリブには国内からの避難民が
70万人もいたとのこと。
→アレッポの次はイドリブが
戦闘地域になると言われてきました。
☞今回の空爆に巻き込まれた人の中には
アレッポをはじめとした戦火から
避難してきた人も多くいた
可能性があります😟
☞そもそもこうした状況のイドリブ、
ただでさえ食料や医療設備も足りないうえ、
人口密度が非常に過密となっており
衛生面にも危険が続いているそうです🚨
→今回も医療機関が空爆にあっており
治療の手が回らなかったそう😥
💡ちなみに
【これが、初めてじゃない】
☞今回の空爆はサリンガスが
使われたという説が強く
国際社会からの注目を受けていますが…
実は化学兵器が使われるのは
初めてのことではありません🙅
☞2013年にも首都ダマスカスの近く
反政府支配地域でサリンガスが使われ、
何百〜千人もの市民が亡くなっています。
→そのあと国連主導による政府側への
サリンの廃棄が行われたものの
その成果もむなしく今回の事態に…
【サリンガスだけじゃない】
☞しかし、同時にシリアで市民に
化学兵器が使われることは、決して
前代未聞なことではありません😠
☞例えば…
ヒューマンライツウォッチによると
2016年11月17日から12月13日という
1ヶ月弱の期間に
アレッポでだけでも8~12回
塩素ガス(📖キーワード解説参照)が
攻撃に計画的に使われたことが
確認されています。
🤔考えてみよう
【なぜこんなことが起きるの?】
☞ということで、サリンガスや塩素ガスが
定期的にシリアでは使われてきました
☞それが誰によって行われていても
化学兵器の使用は
やめましょう🙅と
国際的に合意に至っていて、
(📖キーワード解説参照)
これは戦争犯罪と十分考えられます😢
☞ちゃんとこの合意が機能していれば
みんながこの合意を守っていたら、
2013年にサリンガスが破棄できていたら
この内戦は、この空爆は
防げたかもしれないのに…
☞歴史からちゃんと学んでいれば
防げたはずの、このようなことが
なぜ何度も何度も起きてしまうのか…
わたしたちは、国際社会は
改めて考えるべきことがあるのでは?
📖キーワード解説
✔︎塩素ガス: 第一次世界大戦で
ドイツによって使われたのが有名な毒ガス。
後遺症もあり、化学兵器禁止条約で
兵器としての使用が禁止されています。
(世界史の窓より)
✔︎化学兵器禁止条約: 「サリンなどの化学兵器の
開発、生産、保有などを包括的に禁止」
(外務省HPより)するなどを取り決めた条約です。
→シリアやロシア、アメリカを含め
190カ国以上が締約しています。
条約に違反した国に対しての
法的拘束力はないみたいですが、
国際機関の調査や国連への注意喚起が
できるらしいです💡
(ここら辺は誰か詳しい人教えてください🙏)
💬ソース
✔︎Al Jazeera English: "'Toxic gas attack' in Syria kills at least 58 people"
→ここでは死者58名となっていますが、その後の報道でさらに多くの犠牲者がいることが明らかになりました。
✔︎Al Jazeera English: "'Chemical attack' in Syria draws international outrage"
✔︎BBC NEWS "Syria chemical 'attack': Russia rebel weapons claim rejected"
✔︎the guardian: "Syria chemical weapons attack toll rises to 70 as Russian narrative is dismissed"
✔︎REUTERS: "Russia denies Assad to blame for chemical attack, on course for collision with Trump"
✔︎THE WORLD POST: "Warplanes Mount Fresh Airstrikes In Syria"
✔︎International Rescue Committe: "What next for Syrians who fled Aleppo?"
✔︎HUMAN RIGHTS WATCH: "Syria: Coordinated Chemical Attacks on Aleppo"
✔︎NHK: 「シリア 67人死亡 サリンなど神経ガス使用か」
✔︎外務省: 「化学兵器禁止条約(CWC)」
→化学兵器禁止条約の内容が詳しく知りたい方はこちらから!
🐪🌅🌴
今回も長文最後まで読んでいただき
ありがとうございました🙏
本当はシリアのこと以外にも
書きたいことはたくさんあるのですが
いかんせん勉強不足で…
これからも一生懸命学び、
学んだことを共有していく所存なので
ぜひ一緒にいろんな問題を
考えてくださると嬉しいです😳
もし、なるほど! 勉強になった!と
思って頂けましたら、
ぜひいいね👍やコメント💬してください😻
中東、北アフリカで起こっていることを
たくさんの人に知ってもらいたいです。
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(アラビア語でさようならの意)
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Also read: Where is リビア?
Minori :)