大学時代の友達と葛西臨海公園で凧揚げをするという、人生の大いなる無駄遣いをしてやろうという計画を、いよいよ実行に移しました。

 昼下がり、埼玉からチンカチンカに冷やしたひゃっこいルービーを、保冷材とともに凍らせたタオルで巻いてわざわざ持って行き、海が見える芝生の原っぱの上にシートを敷いて、友人が持ってきたパン少々、ハム少々、チーズ少々を広げれて、ブしゅっとビールの缶を開ければ、そこはもう、地上のパラダイス。チンカチンカに冷やした白ワインのおまけつきとくりゃあ、そりゃあもう、ヘヴンそのもの。もしくは極楽浄土。

 気温が人の気分に大きな影響を与えるというのは、少し前からの私の研究テーマでありますが、その日は最高のコンディションでした。

 晴れていて、それでいて、心地よい風が吹くので日陰にいれば暑くもない。かと言って肌寒くもない。青空の下でビールを飲むためにあったような午後のひと時でした。

 もちろん凧揚げも忘れずに。あれは人が周りにいたらやってはいけない遊びだということを思い知りました。芝生に寝そべり、愛を語らいながら、幸せそうに微笑みあうカップルのすぐ近くに凧が墜落したときには、冷や汗が10ccほど出ました。

 そのあと、月島でもんじゃを食べる(もちろんビールとともに)という最高のコースで、それはもう幸せな一日でした。


librolibrary ~一冊の本、一本の映画、一本の酒、一瞬の感動に出会うための、人生の旅の記録~-201006121711000.jpg
librolibrary ~一冊の本、一本の映画、一本の酒、一瞬の感動に出会うための、人生の旅の記録~-201006121711001.jpg
librolibrary ~一冊の本、一本の映画、一本の酒、一瞬の感動に出会うための、人生の旅の記録~-201006121713000.jpg
librolibrary ~一冊の本、一本の映画、一本の酒、一瞬の感動に出会うための、人生の旅の記録~-201006121820000.jpg

 もんじゃ焼きは、写真では絶対においしさが伝わらない食べ物第一位ですね。おいしそうに撮れるはずがない。