暑い! 暑い! もう梅雨明けで猛暑。地球もろとも溶けるよ~~っと叫びたくなる。自分の体がついていけない、ままならぬ苦しみ。  人間生まれてから死ぬまで常に苦に支配されていると言っても過言ではないでしょう。 皆、四苦八苦と日々を送っています。まずは生まれてくる場所も条件も選べません。もう10年早く(遅く)生まれてきていれば人生違っただろうに、なんて考えてもどうにもなりません。そして今生きているこの瞬間も老いていっています。病床に臥している方もいらっしゃるでしょう。そして例外なく必ずみんな死を迎えます。ここまでが生老病死で四苦です。 「いやいや私は恵まれた環境で生まれ育って、年齢なんて意識したことがないし、心身ともに健康優良で、まったく死ぬ気がしなくて永遠に生き続けるような気がします。」 なんていう人もいるかもしれません。 そんな人でも必ず経験します。 愛する人、物と別れの悲しみ「愛別離苦」。会いたくない人、そりの合わない人の顔を見なければならないつらさ「怨憎会苦」。欲しい物事、手に入れたい立場・地位に手が届かないもどかしさ「求不得苦」。これらの苦しみに心と体が乱されままならないさま「五蘊盛苦」。これらの四つの苦を加えて八苦で、みんな四苦八苦と生きているのです。 私もここ数年は老いというものを意識して恐れおののき、日々後の四苦を実感しながら生きています。とは言っても苦を感じながらもその合間合間の小さな楽を見つけてそれを最大限に増幅させて幸せを感じている。これが六中観でいう「苦中楽あり」ということなのかもしれません。仏教思想と陽明学を強引に合体させた解釈、軽く聞き流していただければ幸いです。