私も歯科医師の端くれですので、たまには歯の話題を。6月4日~10日は歯と口の衛生週間です。今年度の標語(合言葉)は「歯磨きで丈夫な体の基礎づくり」です。ここ最近は歯と口の健康がその狭い世界にとどまらず、全身の健康や果ては人生を豊かにするといった意味合いのものが目立ちます。私個人的には『お口さえ健康なら一事が万事うまくいく』と極論してもいいくらいなのですが、さすがに公共的にここまでは言い過ぎですし具体性に欠けるかもしれません。この標語も時代とともに移り変わってきています。その歴史は満州事変、日中戦争の時代にまでさかのぼります。なかには「御国を守れ 歯を護れ」なんてのもありました。その後は健康な歯で美味しく食べようといった意味合いの言葉から現在のような歯の世界にとどまらない言葉へと変化してきました。 常日頃、受診される方のお口の中を拝見していていると、お口の衛生状態が良好な方はどんな治療をするにしても、ほぼほぼ良好に経過すると実感します。その結果、治療期間も短く済みますし、その分治療費も浮きます。いかがでしょう、お口の衛生状態の改善を心掛けてみられては。