大学受験生の皆さん、2日間にわたり大学入学共通テストお疲れさまでした。この時期、ニュース等でこの話題が報道されると、アラ還になった今でも胸がゾワゾワします。その原因をふりかえってみると、何といっても人より少し長く受験生時代を過ごしたことや大学教員に着任中に試験監督官をさせていただき、緊張感を第三者の立場で直に感じる経験をしたことなどが挙げられます。受験生時代は手ごたえが感じられなくて不安になったこと、翌日自己採点して思うような点数が取れずに途方に暮れたことなど苦い思い出しかありません。最終的に合格した年も共通一次試験(当時はこの名称でした)と二次試験が終了した時点で、全寮制の監獄のような厳しい受験指導で有名な予備校の資料を取り寄せていたくらいです。結局収監(?)されずにすんだのですが、今思えば私の自分本位のこうした受験生活を何一つ小言も言わず、静かに見守ってくれた家族に今さらながら感謝しています。今回、テストを終えた受験生の皆さん、一喜一憂、悲喜こもごも、いろいろな感情が交錯していることでしょう。思い通りにいかなかった人の方が多いのではないでしょうか。人生百年時代、まだ80年あります。楽しんでやろうじゃないかくらいの気持ちで健闘をお祈りします。