急激に寒くなりました。もはや四季ではなく二季の様相を呈する日本の季節感、春も秋もなくなり夏と冬だけで一年が完結する。人間関係も希薄になり、もはや友人も恋人も不要、気がつけば自分と関わる人間は父親と母親だけで全て家庭内で完結する世の風潮を比喩しているかのようです。と、これは四季の歌の歌詞に例えた冗談です。社会生活を営む以上、好む好まざるに拘らず他人と関わっていかなければいけません。昨日は休日診療当番で休日診療所に出務しておりました。普段の診療とは全く異なり一緒に働く人も患者さんも皆ほぼ初めましてに近い状態です。私も含めてみんな一癖二癖ある人ばかり、一期一会と言えば聞こえは良いのですが、このような個性集団でうまくやるにはやはり鈍感力が大事になります。でも患者さんの訴えには普段からかかりつけ医で直接言いたくとも言えずに鬱積した不満が言葉の端々に見え隠れすることもあります。その場で即解決などできませんが、なんとかかかりつけ医との良好な関係が保てるような言葉がけを心掛けています。そういう意味では敏感力も持っていないといけませんね。