私たちを取り巻く経済は付加価値の創造によって成り立っているような気がします。生活に欠かすことができない衣・食・住はもちろん、自分を取り巻く全てにおいて、なぜそれを手に取ったかというと、それが持つ付加価値を認めたからではないでしょうか。たとえそれがただ単に安価だったからという理由でも安価そのものがそれの付加価値といえるのではないでしょうか。今世界でもっとも莫大な付加価値を生み出している人物の一人が大谷選手でしょうか。50-50達成記念ホームランボールが6億7000万円で落札されたと大々的に報じられました。いろいろ、一悶着も二悶着もあったようですが、某通販サイトで公表されている販売価格は3,000円足らずのボールが25万倍に跳ね上がるのですから、とんでもなく想像すら困難です。私のような下衆な人間は、あのボールにサインでもすればもっと価値が跳ね上がるだろうに、などという不埒な考えが頭をよぎるのですが、そこは一意専心、人間性を極めた大谷選手、そのようなバズりには目もくれず。メジャーリーグ頂上決戦を思う存分楽しんでいただきたいと思います。