大学の同期生がついに教授に就任いたしました。おめでとうございます。そりゃ、卒業して28年ですもの。私もそれ相応の年齢になったということです。私は個人事業主なので、もう一生出世は望めません。望む気もないのですが。もし大学の医局に残るという選択をしていれば、野心の炎を燃やしていたかもしれません。でも周りの人とのご縁がご縁をうみ今日があるので、「吾只足るを知る」の心境です。思い起こせば教授になった彼は学生時代も地頭からして一歩も二歩も抜きんでていたと記憶しています。たしか卒業式(学位授与式)も歯学部の総代を務めていました。幾度となく留年の危機をすり抜けてなんとか卒業した私には近寄りづらい存在でした。大学は全国津々浦々から個性的な学生が集まるので、そういう視点で見ると実に楽しい。高校までド田舎の公立校だった私にとっては一気に世界が広がった時代です。これからの彼の活躍が楽しみです。願わくば同期生からもう一人二人と大学教授になっていただければ鼻が高い。 「致知」という月刊誌を10年以上愛読しています。人間学に焦点を当てた雑誌で人の生き様が赤裸々に描かれているという印象です。でも最近は斜め読みで興味ある記事だけを丁寧に読み込むだけでした。今月号は久しぶりに完読しました。あの巨星「稲盛和夫」追悼特集だったからです。90年の生涯で京セラ、KDDIを創業。あのJALを再建。さらには経営者の育成。私財を投じて財団設立して文化、科学の発展に寄与。と数え上げてもきりがないほどの業績を残されました。師の爪の先ほどでも世の中に貢献できるように、と勇気づけられる号でした。