今年のGWは巷では10連休だそうですが、当院は4月27日を診療いたしますので、9連休となります。

関係各所にはご迷惑をおかけします。

粛々と新しい時代を迎えたいと思います。
先日免許証の更新案内が届きました。

ついにゴールド免許になりました。

3か月前の事故は関係ないのでしょうか?次回更新でまたブルーに逆戻りかもしれませんね。
ある患者さんの話、・・・主訴「歯を全部抜いて総義歯にしてほしい」、経過は他院で1本抜いたが総義歯にするのは断られた。

現況、残存歯20数本、歯列不正、歯周病あり。

上下がきちんと咬合しているのは一か所のみ。

これまでの履歴、中学校のころから歯並びが悪くコンプレックスあり、いつしかひきこもりに。

現在50歳代半ば、無職。

お話をうかがっていて「・・・・全部抜いて総義歯にして見た目もきれいにして人生やり直したい」という心の叫びが聞こえました。

私たち歯科医師は患者さんの歯を守ることで健康増進のお手伝いをしています。

そう考えると保存できない歯は抜歯して、病気の治療、予防をして最終的には補綴という処置、場合によっては矯正治療もからめながら口腔機能を回復していく。

これがセオリーでしょう。

前医の対応も正しいと思います。

しかし、私は全ての残存歯を抜いて総義歯にすることを選択しました。

それは患者さんの肉体的健康は損なっているかもしれません。

しかしそれ以上に精神的健康、社会的健康を回復できると判断したからです。

現在一度に数本ずつ抜歯をしていってます。

患者さんの表情にも悲壮感は消えて笑顔もみられるようになりました。

最終的に社会復帰をしてもらえたら・・・、と思う今日この頃です。