世の中に借りてよいお金と借りてはダメなお金ってあるのかな~?とふと考えたところ、ポクポクポクポク、チーーンとひらめきました。
普通、高利な金は借りるのははばかられると思います。
でもそうではないことに気付きました。
ではどんな金は借りても良いが、どんな金はダメなのか。
その基準は金利など借り入れ条件ではなく、借りたお金で何かを生み出せるかどうか、専門的には付加価値があるかどうかなのです。
だから仕事で何か、モノや価値を生産するためはOK。
住宅ローンは家族の幸せを生み出しますOK。
車のローンは生活を快適で便利にします、ギリOKです。
教育ローン、子供が立派に成長するための先行投資ならばOKでしょうか。
でもちょっと高価なものが欲しいからとか、当面の生活費のためとか消費のための借金はNGだと思います。
診療室用の靴を新調しました。
もう何年も苦楽を共にしてくれた靴に感謝してお別れです。
物にも魂があるそうで、ただのゴミとしてポイっとするよりも「お疲れ様、もう臭い足に踏みつけられなくていいんだよ。さようなら。」といって捨てたほうが気持ちがいいですね。
物に魂があるのなら、最も高尚な魂を持つ物(徳のある物)は何なのか、またまた妄想にふけっているとやはり一つの答えにたどりつきました。その物は「トイレ(便器)」だと思います。
特に公共のそれはすごいと思います。
なぜなら誰ともわからない人間の排泄物を文句一つ言わず受け止めて、洗い流してくれて人間の排泄欲を満足させて「脳幹」に幸福感をもたらすのです。
なんと高徳なのでしょうか。
このような徳に触れられるから、トイレ掃除は価値があるのでしょう。
小学生の頃、学校のトイレ掃除をする時、みんなとてもいやがっていましたが、担任の先生が「トイレ掃除をすると将来子供ができたらいい子に育つよ」なんて言われましたっけ。
小学生に子供ができたらなんて言っても今一つぴんときませんね。
でもこんなこともおっしゃいました。
「トイレを使って出るときは、必ず入る時よりもきれいにして出ましょうね」この言葉はなぜか記憶に残っていましたが、大人になって琴線に触れることになりました。
当時の担任の先生は全てわかっていたのだと。