人生苦あれば楽ありとか言いますが、実情は99%の苦と1%の楽くらいがいい方なのではないでしょうか。
いやいや人生楽しくて仕方ないという方もおられるでしょうが、それは楽を輝かすことができる人なのではないでしょうか。
傍目には幸せそうに見える人でも魂が苦に支配されて衝動的に自ら死を選ぶ人もいます。
人体は60兆個の細胞がアデノシン三リン酸(ATP)を産生して、膨大なエネルギーを作り生を営んでいます(生化学的に正確ではないかもしれません)。
それを瞬間的に自ら停止させてしまうことが自死です。
想像を絶するエネルギーが必要です。
「人はなぜ生きるのか?」この疑問に京セラ創業者の稲盛和夫氏は「いずれ訪れる死の瞬間、生まれた時より少しでも魂を磨くため」とおっしゃっています。
だからこそ人生は修行のようなもので、苦しいことの方が圧倒的に多いのです。
その中でまれにある幸せを感じる瞬間を輝かせていけたら、その人の魂は磨かれて生を全うできるのではないでしょうか。
自死された方のご冥福をお祈りします。