字が少し小さくて見づらいので大きくしました!
よくよく考えてみるとこのブログで書いているSSはギャグばっかりで甘いのが少ないですよね!今度から甘いの少し増やします(書ける自信は別として)
では!
恋人期間
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今日は飲み会の日。いつも通り玄田の一声でいつもの居酒屋で開かれることになった。郁は業務部との飲み会があったので今はそれが終わり、特殊部隊の二次会会場へと足を運んでいる。
一応堂上教官に連絡入れといたほうがいいかな・・・
よくよく考えてみれば二次会と一次会の会場は別だ。堂上に聞かなくては会場の場所がわからないのだ。
発信履歴は「堂上教官」の文字でうめつくされている。だが、夜は堂上に呼び出されるのはメールのほうが多いのであまり電話はすることがない。最新の履歴でも1週間も前だった。
何度か呼び出し音が鳴った後に出た。
「教官!笠原です。」
「俺だ。」
電話に出たのは堂上ではなく、手塚の声だった。間違えて発信してしまったか!?と画面を見るが画面には堂上篤の文字が光るばかりで間違いなく掛け間違えたわけではない。
「な、なんで手塚が?」
「堂上二正が今お手洗いに行っているんだ。それで、電話番を頼まれた。」
「そうなんだ。あれ?でもこういうときって小牧教官がじゃないの?」
こういうことはまれにあった。堂上がなにかしらの理由で席をはずしたときに電話を預けたりするのはいつも小牧なのだ。
「小牧二生は堂上二生と離れたところにいるからだ。」
「ふーん。。。あ、二次会の会場教えてほしいんだけど。」
「トランザエルの斜め向かえの店だ。」
「そう。ありがとう。」
手塚に教えてもらった店に行くと店の店員に聞かなくともすぐにどこに特殊部隊の人達がいるのかわかった。なにせ、一箇所だけ異常に煩いのだ。
「こ、こんばんは・・・。笠原です・・・。」
目で堂上を探すと小牧と手塚のいるところに堂上がちょこん、と座っていた。
大急ぎで駆けつける。
「遅いぞ、郁。」
「へ?」
普段特殊部隊の連中がいる前ではからかわれるのがわかっているので絶対に名前呼びはしない。それなのに今、名前で・・・
「いーく。」
なんだ、このかわいい生き物は。
普段の眉間の皺の深い堂上からは到底感じさせられない。甘い声、とろけそうな目。
「ど、堂上教官・・・?酔ってますか?」
「酔ってない。」
いや、それ、酔っ払いの常套句だから。
と突っ込みを入れたのは半分上戸に入りつつある小牧だった。チラっとその隣を見ると手塚が引きつったような顔で朴念仁になっている。いや、もともと朴念仁なのが進化してスーパー朴念仁になった感じだ。
「ねえねえ、堂上。」
「なんだ」
「笠原さんって、堂上と付き合うようになってからすごくかわいくなったよね。」
「違う。」
あれ、やっぱり酔ってなかったか。とその場にいた誰もが思った。が、次の瞬間。思わぬ発言が堂上の口からこぼれ出た。
「郁はずっと前からかわいかった。高校生のときから。」
小牧の上戸は完全にツボに入ってしまい、手塚はミラクル朴念仁に化けてしまっている。
「きょ、教官!恥ずかしいですからそんなこといわないでくださいっ!」
「事実だ。言って何が悪い。お前は俺のだ。」
なんだこれは、なんの拷問だ!?
特殊部隊の面々の視線を感じつつのこの感じ。
郁にとってはこの上ないうれしいことなのだが・・・
郁をこんな状態にした本人といえば悪戯に口を微笑ませている。
「もうっ!教官、もう帰りますよ!」
「なんでだ」
「酔いすぎです!これ以上いたら茹蛸どころじゃありません!」
郁は小牧に軽く頭をさげ、堂上を無理やり外に連れ出した。堂上は酔っているにしてはしっかりとした足取りだ。
「教官?もうあんなに飲んじゃ、だめ、ですよ?」
酔っ払いに言っても無駄だというのはわかるのだがここまであんな甘い言葉を大衆の前で言われると黙っていられない。
「郁、俺は酔っていない。」
それ、酔っ払いの常套句だって小牧教官も言ってたじゃないですかと言い返す。
「だから、酔ってない。アレは周りの奴等が認めてくれないから言っただけだ。事実だし、いいんだ。」
・・・・・・。
いいんだって・・・・よくないー!
昔からかわいかったとか、禁物です、教官・・・。
「郁、外泊届けだしたか」
「えっ、今から行くんですか」
「そのために抜けてきたんじゃないのか?嫌か?」
堂上は郁をしたから覗き込んだ。距離にして10cmあるかないか。
「イヤじゃないです・・・。」
堂上は郁の手を取ると訓練速度以上の速さで夜の街へと向かった__。
***
実は、酔ってませんでしたパターンです。
あんまり甘くない!なぜかけない自分甘いパターン。
リクエストにお応えできていなくてごめんなさいTT
次回作も私なりに甘くいたします!!!