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Chamomile tea

図書館戦争の二次小説を書いています。基本堂郁です。
はじめての方は「はじめに」をご覧ください。(メッセージボードにINDEXのリンク貼ってます。)

コンニチハ!いやいやー学生にとってはまあまあ嫌な月曜日がやってまいりましたね~。休日って早い!ノンビーリ、時に賑やかに過ごしていたら時間が経つのなんてあっという間です。

気合い一発!今日も一日頑張りましょー!って、もう夕方かw

じゃあ明日もまた頑張りましょー!


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合コンがあるということで堂上班はいつもより早く仕事をやり終え、後は郁の日報のみとなった。


「笠原、急げ。約束の時間まであと15分しかない。」


周りを見回すと既に皆この場からは立ち去っていた。おそらく飲み会の会場へと向かっているのであろう。


「すみませんっ!教官はお先に行っていてください!書き終えたらすぐに向かいますから!」


今日は色々とミスをしてしまったせいで書くことが多くなかなか書き終えられなかったのだ。急げば急ぐほど字が雑になり捗らない。


「アホか貴様!お前が書き終わらなきゃ俺は終わらないんだっ!そして一人では行けないだろうが。それぐらい読め。」


あ、そっか。とここまで頭が回らないバカな自分が恥ずかしくなる。いつものことなのだが堂上と二人の時はなんだか恥ずかしい。

やっとこすっとこで日報を書き終えると時間が無いからかいつもより早く日報を目で追って印を押してくれた。


「5分後に共有スペースな。」


はい!と元気よく敬礼して堂上とは一旦別れることとなった。


~~~


女子更衣室へと向かうと何やら人影があり、こそこそと話をしている声が聞こえる。どうやら業務部と防衛部の人らしい。柴崎がもしここにいたならば情報収集するのだろうが郁にそんな趣味は無い上今は時間が全くないのでスルーする。しかし近くにも居れば聞きたくなくても話は聞こえてしまう。それに更衣室という密室では音が響きやすい。


「特殊部隊の笠原さんってもしかして男に近づきたくて入ったんじゃない?」


耳を疑った。


まさか自分のことを噂しているとは思っていなかったのだ。勿論郁は男目当てでタスクフォースに入隊したわけでは無い。そもそもタスクフォースを目標とすらしていなかったのでそんなことを言われる謂れはないと気にせずに過ごそうと思った。


「先輩とかにも可愛がられてるみたいだし・・・あ、あと手塚さんとかにも馴れ馴れしいわよね。見ていてウザいっていうかむかつく?」


いつもの郁であればここで言い返しているところなのだが今は時間が無い。妙に残る怒りを抑え着替えを終えてドアに向かった。


さあ行きましょう、としたその時。運悪く噂していた連中と鉢合わせになってしまった。


これはまずいことになった。無視して堂上のもとへ行け、と本能が呼びかけるのだが目が合ってしまった以上なかなか動けない。それでもスルーして行こうかと思った矢先連中が先をついてきた。


「やだ、笠原さんじゃない。もしかしてあたしたちの話盗み聞きしてたの?趣味悪いわね。」


こんな風に直接言われるのは久しぶりであった。いや、いつも柴崎と共に行動しているから気づかないだけなのかもしれない。


先輩なのか同期なのかわからずふと階級を見ると自分と同じであった。しかし知らない顔である。ここで妙に言い返せば後で困るのは自分だろう。いつもより冴える頭に心の中で自分を褒めた。


しかし言い寄られるとそんなつもりがあったわけでは無いのに罪悪感がわいて顔から血の気が引いていく。かっこうを見る限り彼女たちもこれから合コンに行くのだろう。コレを片付けないと合コンの場で何を言われるかわかったもんじゃない。

どうしよう、どうしようと冷や汗が手に滲む。


「返事が無い・・・ってことは、やっぱりそうなのね。タチ悪いわあ~。そんなんでタスクフォースにいられるなんて。貴方の性格を他の隊員が知ったらどう思うかしらね?」


「そ・・・そんな!あたしはたまたまこの場に居合わせただけであってあんたらの話を聞きたくてここにいるわけじゃない。」


郁が声を出した瞬間から彼女たちの顔がだんだんと青ざめていった。しかし目線は自分ではなく自分が喋った言葉もまともに聞いていないようだ。


何?


視線の先を振り返るとそこには堂上の姿が。


もしかして・・・もしかして・・・あたしのこと、助けに来てくれたの?


そんな淡い期待を胸に堂上に『HELP!』の視線を送る。


「笠原!遅い!何やってんだ。五分前だぞ。」



そうだ、忘れてた。あたしこれから合コンで教官と共有スペースで待ち合わせしてるんだった。


恐らく郁があまりに遅かったので何事かと思い駆けつけたところ郁を発見して郁を呼んだのだろう。


理由はなんでも、郁にとっては堂上が救世主となった。辺りを見回すと知らない間に先程の連中はどこかに消えていた。


「よかった。。。。堂上教官が来てくれて。」


「あんなのに捕まるなアホウ。ほら、行くぞ。」



何気なしに堂上は郁の手を取り歩み始めたのだった。




****


ここで小牧がいたら

「お。。。う、、じ。。。。降臨・・・ブホォォォォ!」

とかって言うんだろうなーなんちゃって笑 

郁の気持ちが殆どになっちゃったので(って今までもそうか)堂上Verも作ることにします。それはまた明日!

またまた明日もヨロシクオネガイシマス^-^

こんばんは~今日はスーパームーン?の日ですね。凄くきれいな満月で驚きました。


堂郁 恋人前



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とうとうやってきた、飲み会の日。朝からバタバタしていて堂上から厳しく言われる10分前行動は守れず仕舞いで1分前ギリギリに到着となった。朝から羽目を外すなんて今日はついてないのかな、そんなネガティブな考えをしつつ思い切りドアを開けた。


「おはようございますっ!」


少し張り切りすぎたか。まあでも朝の元気は一日の元気っていうし?勝手に決めつつ席に座る。


「笠原、声がでかい!朝っぱしから全く。そしていつも10分前行動って言っているだろうが。昨日やっと10分前にこれたと思ったら今日は1分前か。もっと用心しろ。」


朝からぐちぐちうるさいなーと思っても流石に口には出せない。い・ち・お・う上官だから。


「お前上官に向かって言う口か。」


まさか、まさか、口が動いてたとか!?えっ!?口に出してないって思ってたのに!


「もしかして・・・もしかして口が勝手に・・・動いてましたか。」


「こんな静かな部屋で呟かれたら丸聞こえだ。」


うわーやってしまった!いくら気を付けても自分はどうやら口が勝手に動くらしい。この癖はどうにかしたい案件の一つだ。


「笠原さん、おはよう。朝から大変だね~。今日は館内のシフト堂上とペアだから。俺は手塚と。んじゃ頑張って~。」


こんな時に堂上教官とシフトだなんて。業務は業務だから仕方がないからこなすとしよう。自分に暗示。気合を入れて館内業務へと移った。



「笠原、お前今日どうするんだ。飲み会、そのまま行くのか。」


堂上が仕事でプライベートな話をもちかけてくることは殆どなかったのでかなり驚いた。しかし真剣な顔をしているので郁も真面目に答える。


「はい。更衣室で着替えてそのまま行こうかと思ってます。堂上教官はそのままいくんですか?それとも寮に一回戻ってからですか?」


「そのまま行く。お前、場所わかるのか。」


あ、そういえば今日行く場所は郁が初めて行く場所でよくわかんないんだった。堂上教官案内してくれたりしないかな、なんて。教官に一緒に行ってくださいなんて言ったらきっと困っちゃうよね。色々考えて間があいてしまったが平然を装って答える。


「初めて行く場所ですけどなんとかなると思います!気合ですよ気合!」


グググっと堂上の眉間の皺が深まったと同時に動きが完全にストップした。


「アホか!気合で行けたらお前は超人だぞ。業務終了後共有スペースだ。」


「超人って・・・。超人ならなんか嬉しいような嬉しくないような。」


「注目すべき点はそこじゃないだろう!復唱させるなアホウ」


ついつい超人と言われたことに神経が行って堂上が一緒に行ってくれるといったことを忘れていた。自分から言わなくても郁の気持ちを読み取って先に行動してくれる堂上にはいつも感心し、又感謝する。


「なんかごめんなさい。ありがとうございます。」


謝るようなことじゃない。と言った後に堂上は深刻な顔で釘を刺した。


「酒、飲みすぎるなよ」


毎回堂上におぶってもらってばかりで堂上は二次会に参加できることはほとんどない。そんな堂上が郁の事を鬱陶しいと思っていないかいつも気になっていた。隊員の8割以上は二次会に参加してワイワイする。酒好きの堂上としては恐らく本心ではそっちに参加したいのであろう。


「教官、いつも送ってもらってすみません。もし今日潰れても放置して大丈夫です。二次会・・・参加してください。」


「お前、放置したらどうなるんだ。別に二次会に参加したいとは思わない。」


今堂上が本心なら甘えてもよいのかもしれないがそれが本心だとはどうも思えなかった。郁に遠慮しているのかもしれない。


「そんな・・・本当にあたしの事は気にしないでください。もし潰れてもいずれに起きますから。」


「アホか!いずれに起きてもよろよろでいつ襲われるかわからないぞ。俺が好きに送ってるんだ。そうさせておけ。」


堂上の思いがけないフォローに顔が熱くなったのを感じた。顔を下に傾ける。こういう時に長身は不利だ。と思わされる。もしかして教官ってあたしのこと特別に思ってくれてるのかな、なんて想像もしてしまう。違う、違う、そんなわけない。これはただ上司が部下を思いやってるんだってば! ともあれ堂上の一言に郁の館内シフトは幸せになったのだった。



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