こんばんは~♪夏ですねー暑いです。帰りのバスの中はもう蒸し暑くって笑 扇風機やらクーラーやら欠かせないですね!(^^)!
ココロ⑤ 郁ver. の堂上バージョンです。
恋人前
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郁と別れた跡、堂上は更衣室へと向かった。
女子更衣室と男子更衣室とは隣り合わせになっていて隣の音がよく聞こえる。カサカサと郁が着替えているのであろう音が聞こえて堂上は首を大きく振った。
あらんことを考えるな
そう自分に言い聞かせながら着替えを足早に済ませた。
共有スペースに向かおうか、と思った時行くしかいないと思っていた部屋から声が聞こえる。
「特殊部隊の笠原さんってもしかして男に近づきたくて入ったんじゃない?」
完全に動作が停止した。
そして眉間の皺がグググっと深まる。考えたくはないが郁は王子様に憧れて純粋な気持ちで図書隊に入隊した。これは間違いない。噂している奴らはおそらく郁のことが妬ましいのであろう。
奴らに対する嫌悪感とは別に一つの不安が脳裏を過った。
__こっちに聞こえるほどの大きな声で話していれば笠原にも聞こえているのではないだろうか。
今すぐに女子更衣室に駆け込んで郁を連れ出したかったが少ない理性がそれを抑制させた。パニックに陥った時、郁は硬直してしまう。カサカサという音がゆっくりになっている事から今郁はきっと固まっているのだろう。
ふと、頭に一つのアイデアが浮かんだ。郁が出てくる間際を怒鳴りつければ郁の気を怒鳴り声に向けて今起きた「嫌な事」の不安を少しでも軽くできるのではないか。
思い立った瞬間、体が勝手に動いていた。
こうなったら理性で抑えるなんてことは不可能である。
思いきり飛び出して回れ右をして叫んだ。
目に入ったのは青りんごのように真っ青で噂していた奴らに囲まれる郁の姿であった。
__鉢合わせになってしまったのだろうか。
同時に郁の目から助けくれと訴えている。
勢いをつけて郁を引っ張った。いつもの男勝りはどこにいったのか。その腕は実に弱弱しいものであった。
堂上は噂していた奴らをキリっと睨み、硬直している郁を後方に押して彼らの耳元でささやく。
「これは俺のだ。男目当てならとっくにくたばってる。タスクフォースの女にちょっかい出すな。」
郁は相変わらず石になってしまっているが堂上が来たことで少しは落ち着いたのだろう。呆然と前を向いて突っ立っている。
奴らは怖いものを見たかのように逃げ腰になって逃げて行った。
堂上は銅像になっている郁の手を取り、更衣室を後にしたのだった。
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堂上教官怖い。(;°皿°)
郁ちゃんのことになると黙っていられない教官なのでした~