太陽のように高く、そして、優しく -25ページ目

太陽のように高く、そして、優しく

小説書いてます。読んでばっかりで書いたことは無いですが、頑張ってます!! 下手ですが、よかったら読んでってください。

家から私鉄・地下鉄・新幹線を乗り継いで、約4時間。

3泊くらいの大きさのキャリーケース1つを転がして新幹線を降りた。

ホームに見える駅名は、品川。

夏休みの間、sky academyの本社ビルを中心として、他のスタッフさん達と一緒にアルバムを製作することになった。

仕事は翌日からだが、朝が早いので、1日早く行くことにした。

着いたら渋谷の本社ビルに行こうかと考えたが、先に下宿先を目指すことにした。キャリーケースを転がしながら移動するのは、案外しんどい。

京浜急行本線で泉岳寺まで行き、そこで、都営浅草線に乗り換えて終点で降りる。

押上。高さ634メートルを誇る東京スカイツリーのふもとの下町に、私の下宿先でもある、夢人のリーダー・瀬川直樹の実家がある。直樹もそこから仕事に出ている。

最初は事務所が用意するウィークリー・マンションで生活する予定だった。しかし、中学生の女の子の一人暮らしは危ないから、うちはどうかと、直樹のお母さんの美紀さんが申し出てくださった。


メールを送ると、駅まで迎えに来てくださると返事をくださった。

あらかじめ地図はもらっていたが、一人で行くには下町は少しややこしいので、甘えさせてもらうことにした。

出口に出ると、ロングスカートの50代くらいの女性が立っていた。

私に気づいて、にっこりとして、「森崎裕歌さん?」と訊いてきた。

女性の方を向いて、ゆっくり1度大きくうなずくと、「私は瀬川美紀です。」と挨拶をしてくださった。

ケータイを取り出して、『よろしくお願いします』と打つと、
こちらこそ、と返してくださった。


5分ほど細い道を歩くと、築30年は経ってそうな2階建ての木造家屋にたどり着いた。そこが、瀬川家だった。

中に入ると昔ながらの雰囲気が残っていて、とても落ち着いた。

美紀さんが案内してくださった部屋は洋室で、話を聞くと、嫁がれた娘さんの部屋だったそうだ。
その娘さんのものが少し残っていて、自由に使っていいと言われたけれど、何となく使いにくかった。

今朝届いたという先に送った鞄とキャリーケースを開けて、ある程度生活出来るような部屋にした。


ホワイトボートにsky academyに行ってくると残して、曇り空の下、渋谷を目指した。


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