太陽のように高く、そして、優しく -15ページ目

太陽のように高く、そして、優しく

小説書いてます。読んでばっかりで書いたことは無いですが、頑張ってます!! 下手ですが、よかったら読んでってください。

 何日経ってもタイトルは決まらなかった。


 私は他にも担当している仕事があるけれど、これが決まらなければできることはほとんど無いので、なかなか進まない。


 良い言葉はいくつか見つかっている。


 でも、どれも何かが足りない。


 今日は夢人は5人とも仕事で会議室には来ていない。他のスタッフさんも仕事があるのか、いつもより人が少ない。 だから、今日は自主参加みたいな感じだ。


 私たちでいくら考えても、決めるのは夢人だから、みんな自分の思い思いのスタイルで黙々とタイトルを考えていた。


 私も会議室の自分の席で考えていたけれど、なかなか思い浮かばない。


 時計を見ると、3時を指していた。

 

 いつも通り、外に出ることにした。


 自然と足が向いたのは2階のあの3人組が踊っている部屋だ。


 今日も見れると思って楽しみにしていたけれど、今日は誰もいなかった。


 どうしようかと思って、屋上に行ってみた。


 

 屋上に出ると、真夏の熱い太陽が出迎えてくれた。


 空調が効いている所から来たから、一瞬で汗が噴き出してくるのが分かった。


 そこから見る東京はビルと人しか見えなくて、すぐに背を向けた。


 暑かったけれど会議室に戻る気も起こらなくて、もうしばらくここにいることにした。


 sky academyの屋上はエコを意識してか庭園になっていて、お花が植えられていたり、野菜が育てられている。


 近くにあるベンチに座っていると、暑くなってきた。


 ここに来るなんて誰にも言ってないから大丈夫だろうと思って、羽織っているシャツを脱いだ。



 左右の腕の肩からひじにかけて、さまざまな傷やあざができている。


 作ったのはもちろんみなみ達だ。


 アルバム制作のことがバレてから、私は家族にも先生にもそのことは言ってない。


 けれど、脅すためにだろうか、暴力ともいえるいじめが続いている。


 最初は肩が当たる程度のことだったけど、月日が経つにつれてどんどんひどくなっていった。


 しかも、脚や腕の制服で隠れるところしか狙ってこない。


 ホントにする賢い奴らだ。


 

 緑があるおかげが、気持ちいい風も吹いてきて、気がついたら寝てしまっていた。


 目を覚ますと、太陽が傾いて夕陽に変わろうとしていた。


 みんなが心配すると思って、急いで会議室に戻った。