言葉を紡ぐ #27.下町の休日 | 太陽のように高く、そして、優しく

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小説書いてます。読んでばっかりで書いたことは無いですが、頑張ってます!! 下手ですが、よかったら読んでってください。

 東京でのアルバム制作が始まって、今日は初めての休日。天気は晴れ。


 と言っても、特に何かしたい気が起こらない。


 早くもアルバム制作が煮詰まっていて、それだけしか頭に浮かばない。


 午前中はたまっている宿題に手を付けることで、何とかアルバムのことを忘れることができた。


 午後は美紀さんに誘われて、下町の雰囲気を味わいに散歩に出かけることにした。


 まず目指したのは、東京・下町のシンボル的存在の東京スカイスリー。


 世界一高い電波塔と言われるだけあって、大きくてやはり高い。見上げるだけで首が痛い。


 しかも今日は夏休みの上に日曜なので、いつも以上に人が多い。


 人を避けるようにして生きてきた私には、とてもじゃないけど耐えられそうになtい。


 その様子に美紀さんが気づいたのか、足早に次の場所に案内してくれた。


 

 美紀さんの案内でどんどんスカイツリーから離れていく。


 そのたびにどんどん下町感があふれて、ここは東京かと思うくらいすっかり田舎のような町並みを歩いていた。


 金物店、おせんべい屋さん、食堂、医院。昔ながらで地元と変わらない景色がそこに広がっていた。


 ふと安心感みたいなものが湧いてきて、「落ち着くな―」と口が思わず動いてしまった。


 その声なき声のようなものに美紀さんは気づいていないらしく、「ここがおすすめだよ。」と教えてくれたお茶屋さんで、お茶と和菓子スイーツを楽しんだ。


 外は暑いけれど、これで家に戻るには何かもったいないような惜しいような気がして、隅田川沿いにある小さな広場で少しいることにした。


 そこからはやはりスカイツリーが見える。この町に一つだけ大きく目立つスカイツリーがよそ者のように思えた。


 「よそ者」。私が言えることじゃないか。


 そんなことを考えている間、美紀さんはずっと何も言わないで隣にいてくれた。