言葉を紡ぐ #18.無味な毎日 | 太陽のように高く、そして、優しく

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小説書いてます。読んでばっかりで書いたことは無いですが、頑張ってます!! 下手ですが、よかったら読んでってください。

 それからの生活。


 誰とも話さなくなった。


 そうして思った。


 私の学校生活が普通だったけど楽しかったのは、全部ひとみのおかげだった。


 

 時々ひとみは心配してか私のほうを見てくれるけど、私は目が合う寸々でそらす。


 その目線が向く先は、大好きな作家さんの本だ。


 最近、本ばかり読んでいる。


 本を読んでいる時だけは、何もかも忘れられた。


 本の中での私は、笑顔で楽しく生きていた。


 

 音楽もたくさん聴くようになった。


 仕事の参考にする・・・っていうのは建前で、本音は誰にも話しかけられたくなかったからだ。


 何度聴いてもロックだけは慣れなかったけど、ラップやクラシックは聴くようになった。


 と言っても、クラシックは長くて聴いていると眠たくなるから、仕事の時しか聴かない。


 でも、学校でいる時は夢人の曲は聞かなかった。


 出来れば家でも聞きたくないけど、聞かないと仕事にならない。


 聞けば聞くほど、ひとみとみなみを思い出して、ただ辛い思いしか残らなかった。

 

 

 そんな中でも、時間はどんどん流れていく。


 文化祭は、何をするわけでもなく過ごした。


 クラスは劇を発表したけど、私はいてもいなくても大丈夫な役割だったから、サボった。


 何も期待してなかったから、楽しかったとか退屈だったとかいう感想は何もない。


 期末テストも終えた。


 普段通りの満足のいく点数が取れた。


 三者懇談もあったけど、進路のことを話し合って終わった。


 生活面で何か言われるかもしれない、と少し怖かったけど、クラスには私以上に問題児が何人もいるから、大人しくしていた私のことなんて、担任の視界には入っていないだろう。


 ひとみとの関係も、みなみ達との関係も変わらないまま、夏休みを迎えた。



 今だから思う。

 

 この夏は、一生忘れられない夏だ。