6月14日発売
 

 


「あの子の秘密」の村上雅郁の新作YAがフレーベル館から。友達のいない香奈多とと友達をなくした瑚子という中学1年の少女たちの物語を通じた友情物語で、意外な展開があるようです。



6月13日発売

 

 


ミステリランキングブックの老舗「このミステリーがすごい!」の宝島社が新たにホラー作品のランキングブックを刊行スタート。これが出せるくらい今はホラーの作品数が増えてるってことですよね。海外もののランキングもあるのかしら。


余談ですけど、体感として今中学生がいちばん読んでる作家って雨穴なんですよ。読書家も普段本読まないタイプの子も男子も女子もこれはみんな読んでる。ホラーはYAへの訴求力が高いんだよね。雨穴の次に薦められる本探したいから、こういうランキング本が出るのはありがたいなです。(雨穴氏の本3冊しかないから、食いついてもすぐ読み終わっちゃうんですよ。もっと書いて)
雨穴って本格ミステリの世界にもホラーの世界にも繋げられる作風なので、あれを起点に色々読んで行ける子がいると思います。


 

 


「歪みの国のアリス」の狐塚冬里の児童書作品がPHP研究所の児童書レーベル「PHPジュニアノベル」から。ギリシャ神話の神々が生徒会をやってる(!?)学校で生徒会に入ってしまった主人公を描く学園ものファンタジーのようです。舞台日本なんかな。



6月12日発売

 


「おコン草子」などの著作を持つ児童書作家齋藤飛鳥が一般書用名義「羽生飛鳥」で執筆する歴史ミステリが東京創元社から。若き日の藤原定家が和歌に絡んだ謎を解く連作短編集のようです。



6月7日発売

 


「レーエンデ国物語」でブレイク中の多崎礼の2019年の文庫作品の異世界ファンタジー「叡智の図書館と十の謎」が単行本の新装版で再刊行。挿絵が入るのと、プロローグとエピローグの加筆があるそうです。

 

 

 

6月5日発売
 


「5000キロ逃げてきたアーメット」のオンジャリ・Q・ラウフの2020年の作品「The Night Bus Hero」が「ぼくらナイトバス・ヒーロー」の邦題で静山社から。元学校一のいじめっ子でホームレスにいたずらをしかける等クソガキだった10歳の少年が、同じクラスの優等生と一緒にホームレス支援食堂を手伝ううちに過ちに気がつき、やがてホームレスの関与が疑われる窃盗事件の真相を追うことに、という成長物語&児童書ミステリのようです。翻訳は「カーネーション・デイ」の久保陽子。
 

 


メグ・キャボットの2000年代のベストセラーYAロイヤルロマコメ「プリンセス・ダイアリー」の再刊行版5巻目。


 

 


スティーヴン・キングの「死者が見える少年を主人公にした青春ホラー」が文藝春秋から。詳しい内容が書かれていませんが、この説明だとおそらく2021年刊行の「Later」という作品ではないかと思います(違ったらすいません)。翻訳は「悪魔の涙」の土屋晃。

 

 


イギリスの大型新人児童書作家A・F・ステッドマン(A. F. Steadman)のデビュー作シリーズ「スカンダーと奪われたユニコーン」の今年の4月に刊行されたばかりの3作目「Skandar and the Chaos Trials」が「スカンダーと裏切りのトライアル」の邦題で。凶暴なユニコーンが存在する世界を舞台に、彼らの乗り手になるための試験に挑む少年スカンダーの冒険を描くファンタジー作品。ソニーピクチャーズで映画化の予定があります。

 

 


イギリスのシンガーで劇作家でミステリ作家ルパート・ホームズの2023年の作品「Murder Your Emproyer」が「殺人者養成学校」の邦題で早川書房から。殺人者版ホグワーツみたいな学校で人の殺し方を学ぶ学生たちを描くブラックユーモアミステリ。翻訳は「サマーランドの冒険」の奥村章子。
作者はディケンズの「エドウィン・ドルードの謎」のミュージカル化作品でエドガー賞の演劇部門を受賞したことがある劇作家です。