4月25日発売

 


「天山の巫女ソニン」の菅野雪虫によるYA作品が講談社から。詳しい内容は不明ですが、自分に5歳の誕生日の記憶がないことを訝しむ中学生の少年のもとに奇妙なプレゼントが届く、というところからはじまる「企業の社会的責任に切り込む衝撃作」とのことです。なので珍しくファンタジーではなさそう。
 

 


「レーエンデ国物語」の多崎礼のかつて中央公論新社から出ていたファンタジー「本の姫は謳う」の講談社での再刊行版完結編。
 

 


多崎礼の西洋風異世界を舞台にしたファンタジーのヒット作「レーエンデ国物語」の4作目。
 

 

 


「Outlaw Saints」シリーズ(未訳)で2023年ローカス賞YA部門のトップ10最終候補になっているアメリカの人気YA作家ダニエル・ホセ・オールダーが執筆する「スターウォーズ」のYA向け公式小説。2022年刊行の「Midnight Horizon」が「ミッドナイト・ホライズン」の邦題で学研から。
このYA向けスターウォーズシリーズ、日本未上陸の人気YA作家が何人も参加してて豪華なんですよね。
 

 


「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の汐見夏衛、「交換ウソ日記」の櫻いいよ、「この世界で、君と二度目の恋をする」の望月くらげなどティーンに人気の恋愛小説作家たちが競作する「春」と「七日間」をテーマにした青春小説アンソロジーがKADOKAWAから。
 

 


「青春ゲシュタルト崩壊」の丸井とまとの新作がKADOKAWAから。周囲に合わせて生きることに疲れてしまった女子高生が主人公の青春小説のようですが、あらすじを見るとなんか色々盛りだくさんです。

 

 

 

4月24日発売

 

 

 

ベストセラー作家池井戸潤の新作は箱根駅伝を題材にしたスポーツ小説。かつて強豪校だった大学の主将とそのチームのドラマを描くスポーツ青春小説でもあるようですが、同時進行で駅伝を中継するTV局のおじさんたちのドラマが描かれる企業小説でもあるようです。
 

 


奇妙なお菓子が売られる駄菓子屋を舞台にした廣嶋玲子の大ヒット児童書ファンタジー「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」の第2シリーズ1巻目。
 

 


「ソノリティはじまりのうた」の佐藤いつ子の新作児童書がKADOKAWAから。クラスの1軍グループに入れたものの生きづらさを感じる中学生を主人公にした青春小説のようです。

 

 

 

4月23日発売

 


アメリカの作家シェリー・リードの2023年のベストセラー「Go as a River」が「川が流れるように」の邦題で早川書房から。
コロラドの山地で家事と家業をして暮らす17歳の少女ヴィクトリアが謎めいた過去を持つ青年への恋と悲劇をきっかけに家を出て、山の近くの原野で暮らしはじめる、という「ザリガニが鳴くところ」のような成長物語&歴史小説のようです。翻訳は「煙と骨の魔法少女」の桑原洋子。
 

 


「箱とキツネとパイナップル」の村木美涼の新作が早川書房から。詳しい内容不明ですが、ピアノを習う14歳の少女と何か暗い過去があるらしいピアノの先生の物語のようです。
 

 


「花殺し月の殺人(キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン)」のデイヴィッド・グランの2023年刊行の最新作にしてベストセララー「The Wager:A Tale of Shipwreck, Mutiny and Murder」が「絶海: イギリス船ウェイジャー号の地獄」の邦題で早川書房から。
18世紀にチリ付近で遭難した英国の戦艦ウェイジャー号の、生き残った2グループの乗組員たちのまったく違う証言からその真実に迫る歴史犯罪ノンフィクション。
翻訳は「花殺し月の殺人」の倉田真木。マーティン・スコセッシ監督で映画化の予定があります。

 

 

 

4月22日発売

 


東京書籍の英語教科書「NEW HORIZON」の例文に登場する少年少女たちを主人公にした異色の教科書コラボ青春小説が東京書籍から。執筆者は「鍵屋」シリーズの本田久作。「unit 1」とあるのでたぶんシリーズです。
 

 


同じ教科書に出てくる架空のALTの先生の語学本も同時刊行。こちらも東京書籍から。
 

 


「そのぬくもりは消えない」などで知られる児童書作家岩瀬成子のエッセイ&短編小説集だそうです。かもがわ出版から。



4月19日発売

 


「恋に至る病」の斜線堂有紀の初児童書作品が朝日新聞出版の児童書ミステリレーベル「ナゾノベル」から。世界をちょっとだけ正しくしたい少年と瞬間記憶能力を持つ少年のコンビを主人公にしたサスペンス作品のようです。

 

 

4月18日発売

 


「いのちの木のあるところ」の新藤悦子の児童書が理論社から。砂漠の町を舞台にした記憶喪失の少女の冒険物語のようです。
 

 


ゲームクリエイター田中佳祐による児童向けミステリゲーム小説が学研から。短編小説を読んで読者が犯人を推理するスタイルで、シリーズ作品になるようです。

 

 

 

4月17日発売

 


「雨ふる本屋」の日向理恵子の新作シリーズが童心社でスタート。人間の医師に心臓を治してもらったせいで魔法が思い通りに使えない落ちこぼれになってしまった魔女が、魔法の力を強化する黄金の心臓を探して旅をする、というファンタジー作品のようです。概要見た感じ設定がわりとシリアスで壮大。「火狩りの王」より若干児童書寄りという感じかな。

 

 


インド生まれアメリカ在住の児童書作家ヴァルシャ・バジャージの2022年のミドルグレード作品「Thirst」が「スラムに水は流れない」の邦題であすなろ書房から。水がほとんど供給されないムンバイのスラムに暮らす少女が水を得る権利のために闘う物語のようです。

 


イングランドの児童書作家フィル・アールの2022年カーネギー賞ショートリスト作品「When the Sky Falls」が「アドニスの声が聞こえる」の邦題で小学館から。第二次世界大戦中を舞台に、アドニスという名の市の動物園のゴリラと交流する少年を描く歴史物語のようです。翻訳は「月にハミング」の杉田七重。