ということで、書棚を見渡してみると、こんな書物が並んでいる!![]()
① 清水徹「書物としての都市 都市としての書物」(集英社 1982)
② 髙宮利行「西洋書物学事始め」(青土社 1993)
➂ ラート=ヴェーグ・イシュトヴァーン「書物の喜劇」(筑摩書房 1995)早稲田みか訳
④ 西澤榮美子「書物の迷宮 イメージと意味の隔たりに向かって」(水声社 1996)
⑤ アラン・G・トマス「美しい書物の話 中世の彩飾写本からウィリアム・モリスまで」(晶文社 1997)小野悦子訳
⑥ 鹿島茂「歴史の風 書物の帆」(筑摩書房 1996)
なかなか興味深いタイトルが並んでいるなあ(^^)![]()
人類の歴史から較べると、ずっと短い歴史しか持たない書物だけど、500年以上の歴史はありそうだ。![]()
②➂⑤などは、そんな歴史を繙いている。
紹介し出すと、それぞれに項目を必要とするので、敢てちょっとだけ冒頭部分を引用して、お茶を濁すことにしよう!![]()
① 都市と書物とは、たがいに暗喩たりうるのではないか。都市のなかに生き、都市のなかを歩くとは都市を読むことであり、書物を読むとは、書物のなかを歩き、書物のなかに生きることだ、というように。 (p.9)
② 活版印刷術が普及する十五世紀後半まで、ヨーロッパの書物生産は手作りで進められていた。写字生という職業があって、彼らは連日与えられた作品をていねいに筆写していたのである。 (p.8)
➂ 世界初の本はいつ書かれたのか?
現代の学者は肩をすくめるだろう。こんな質問、答えられっこない。これまで人類の目にふれた本のなかで、どれが一番「古いか」ということだったら、まあ、議論もできようというもの。 (p.3)
④ 一枚の少女の絵がある。書物を読む少女の絵である。 (p.9)
⑤ 「多くの書を作れば際限がない」[ 旧約聖書『伝道の書』十二章十二節 ] と「伝道者」[ 『伝道の書』の筆者。ソロモンと言い伝えられているが実際は不明 ] は嘆いた。 (p.11)
⑥ 「弁証法的思想家にとって肝要なのは、世界史の風を帆に受けることである。思考するとは、こうした弁証法的思想家にとっては帆を張ることを意味する。どのようにその帆を張るかが重要だのだ」
ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論』(今村仁司他訳) (p.2)
これらの最初の一、二行を見ただけで、読んでみたいと思わせるのは、どの書物だろうか?![]()
<わが本棚逍遥!>・・・12