「文明開化期のちりめん本と浮世絵」・・・! | マンボウのブログ

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フラヌールの視界から、さまざまな事象に遊ぶ

こんな展覧会図録(教育・研究用 非売品)を図書館から借りてきた。チョキ

 

 

 

 

先ず、ちりめん本とは・・・右差し

 

<ちりめん本について>

 ちりめん本とは、印刷された和紙を圧縮して縮緬状に加工し、和綴じ形式の書物にして刊行したものである。英語圏ではクレープ・ペーパー・ブック(Crepepaper book)と呼ばれる。明治時代に在日欧米人が日本に古くから伝わる伝説やお伽噺などを翻訳し、その粗筋に沿って日本人絵師が挿絵を描き、手彫りの木版で上質の和紙に手作業で印刷がなされたものを、縮緬加工し出版したのが始まりで、伝説やお伽噺のほかに日本の文化について書かれたものもある。翻訳された言語も英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語などさまざまである。また、これらの成功によって、若干ではあるが外国を舞台とした物語なども出版され、海外の図書販売店との販売契約も手伝ってちりまん本は欧米やアジアの国々に広がっていった。

                                 (はじめに:p.4)

 

 

ページを繰ってみると、60を超えるちりめん本が左ページにいくつかの画像(各国語訳の表紙など)、右ページに「あらすじ」と「注釈」が英語と日本語で書かれている。

 

キラキラ「桃太郎」(Momotaro or Little Peachling)や、キラキラ「舌切雀」(The Tongue-Cut Sparrow)で始まり、お馴染みの話がいろいろと出てくる。

 

 

 

 

ちなみに、英訳タイトルから元のタイトルが思い浮かぶか、ちょっと考えてみれば・・・おいで

 

キラキラ「The Wooden Bowl」----->「鉢かづき」

キラキラ「The Wonderful Tea-Kettle」---->「文福茶釜」

キラキラ「The Ogre's Arm」---->「羅生門」

 

  などなど、右側の日本語タイトルを隠して考えてみるのも一興かな(^^)ウシシ

 

 

なお、こんなドイツ語訳タイトルもある。

 

キラキラ「Die zerbrochenen Bildsaulen」---->「壊れた像」

 

これは、レオポルディーネ・クナウアー(Leopoldine Knauer)が訳者だ。

 

 

A4版で166ページという展覧会図録だ。

もし、どこかの古書店で見つけたら、ゲットして愉しんでみるのもいいかな。グラサン