「かく谷老舗」で腹ごしらえした後に、こんな個展へと・・・
1F+2F 山田 修作・相見 節子 展 YAMADA Syusaku/AIMI Setsuko
会期:2024年5月14日(火)~5月19日(日) 12:00~19:00(最終日-18:00)
会場:ギャラリー恵風
山田修作さんと相見節子さんご夫妻による展覧会。1階では山田さんの陶芸作品展「見て美しく使って美しい器」、2階では相見さんの油彩画展「SPACE RED & GREEN」をそれぞれ開催します。
山田さんは、日ごろ私たちが使用する器ものを主に創作されていますが、シンプルななかに前衛的なものを感じるのは大学卒業後、八木一夫の助手を務めていた影響でしょうか。手
びねりで成形した後、いらぼの黄色と織部の緑の釉薬を使って軽やかで温かみのある食器を展示されます。
相見さんは、22年前初めて恵風で展示を行ったころの作品はグリーンの濃淡で描かれた丸みのある形や網状の形が印象に残り、疑いもなく抽象絵画と思っていました。
その後、レッドが加わり華やかになりましたが相見さんから「GREEN とREDの絵具使いをルールとして私は風景画を描いている…ような気がする。」とお聞きして腑に落ちました。GREENとREDが織りなす流動的な色彩、補色の効果をフルに活用して描かれた独創的な世界をお楽しみください。
ー見て美しく使って美しい器ー
今回は器の展覧会です。
料理を作る時に想像力を刺激するような
食器を目指して制作しています。(山田)
山田 修作 YAMADA Syusaku
1975 京都市立芸術大学陶磁器科卒業
– SPACE RED & GREEN –
このところの題材は起伏です。地面や水面に隆起や量塊が現れるように、油絵具のひと筆が線や面となって空間を刻みます。
絵画の限られた矩形に無限の広がりを認め、視線が呼び込まれるということも、
ひとが外界を認識するということと同様なのかもしれません。ふと視線が誘われる空間を形作れればと思います。(相見)
相見 節子 AIMI Setsuko
京都市立芸術大学西洋画専攻科修了
ほぼ同世代の御夫婦による個展が、1階と2階に分かれて開催されている。
作品世界は、陶芸と洋画という全く異なるジャンルで、それぞれの作家さんと話に花を咲かせる。