これまではたまに見るくらいだったけど、TV中継が続いているので、けっこう真面目に見ることになってしまった・・・
<男子>
<女子>
男女とも10チームが2組に分かれ、上位3チームが2次リーグへ進む。
6チームによる2次リーグで上位3チーム(以前は、4チームだった)が決勝トーナメントに進む。
結果は、上のとおりで、女子の三連覇を狙った「ロコ・ソラーレ」は、惜しくも2次リーグ敗退となった。
カーリングのゲームは、10エンド制で4人が2投ずつ計8投のストーンを投げてハウスと呼ばれる中央位置のストーン数によって点数が入る(より中央に近い位置を占めたチームのみ)。
男女ともゲームをしっかり見ていて、おそらく他の競技と異なるのは、男女の差があまりないなあ・・・という感慨に浸った。スピードやパワーや体格などがそれほど影響を及ぼさないので、あとは正確さと緻密さの違いくらいだろうか。ずっとテレビ中継を見てると、ルールや戦術なども分かってきて面白いわ。
多くの選手たちは20代の若い人が多いなかで、ベテランも混じっている(43歳のベテラン女子も)。
ということは、年齢もそれほど関係なくてプレーできるのかな。。。
ストーンを投じる選手たちの真剣な眼差しが見る人の心を引き締める!
男子では、「SC軽井沢」の三連覇を阻んだ「コンサドーレ」が優勝。この6年間では、この両チームが優勝しているので、二強と言えるだろうか。
女子では、上位4チームの差はほとんどないように思える。どこが勝ってもおかしくない群雄割拠状況かな。
優勝したチームが世界選手権に出場する。冬季オリンピックへの出場権を巡っての闘いにも出場権を得ることに。
世界ランキングでも、他の競技と異なるのは国別ではなく、チーム別だということで、カーリングの世界ではナショナルチームという概念はないようだ。
カーリング中継を見てて思ったこと。
① 女子チームでもコーチは男性であること。これは、女子の指導者の養成・育成が遅れているのかと憂慮する。指導者(特に女性)の養成は他の競技でも言えることだが喫緊の課題だろう。
② おそらく多くの日本人はカーリングの経験はないだろう。チームが特定の地域に偏っている(北海道&長野)ことは底辺を広げることも急務だろうか。底辺の広いことが頂上の高さとパラレルだということを協会も考慮し、日本国中の普及に努めることが望まれる。
③ 選手のユニフォームにスポンサー企業の名前が入ったロゴが多過ぎて目障りである。まるで選手たちは広告・宣伝マンのようでなんとかならないのか。もちろん経費がかかるから企業献金(政治家じゃあるまい)も必要悪?だろうけど、他の競技にも当て嵌まることだが、ユニフォームはチーム名と選手名だけにしてもらえればスッキリするのになあ。。。
これは、日本のスポーツ界が企業の支援に頼っていることが根底にあるので、国や地方・地域の支援が望まれる(スポーツ庁が最も考えなければならない課題である)。