「パルジファル」では多くの録音を残したクナッパーツブッシュであるが、1951年盤と並んで代表的なのがこれだ!
『パルシファル』の決定盤!
クナッパーツブッシュのステレオ・ライヴ!
1962年ステレオ録音。バイロイトが伝説だった時代を象徴する素晴らしい演奏。作品の性格もあってか、ここでの神秘的な雰囲気、崇高さへの希求といった宗教的性格の濃厚さと、対置されるドラマの織り成すコントラストには凄いものがあるのですが、全体に強烈な統一感、一体感が感じられるのは、やはりクナッパーツブッシュの力でしょう。すでに40年近く経過していますが、この作品に関する限り、ほかの指揮者の演奏はどれも表面的なドラマに聴こえてしまうほど、ここでの演奏の雰囲気は独特です。
パルシファル:ジェス・トーマス
グルネマンツ:ハンス・ホッター
アンフォルタス:ジョージ・ロンドン
ティトゥレル:マルッティ・タルヴェラ
クリングゾール:グスタフ・ナイトリンガー
クンドリー:アイリーン・ダリス
第1の聖杯騎士:ニールス・メラー
第2の聖杯騎士:ゲルト・ニーンシュテット
第1の小姓:ソナ・セルヴェナ
第2の小姓:ウルスラ・ベーゼ
第3の小姓:ゲルハルト・シュトルツェ
第4の小姓:ゲオルグ・パスクタ
花の乙女:グンドゥラ・ヤノヴィッツ
花の乙女:アニア・シリア
花の乙女:エルセ・マルグレーテ・ガルデッリ
花の乙女:ドロテア・ジーベルト
花の乙女:リタ・バルトス
花の乙女:ソナ・セルヴェナ
アルト独唱:ウルスラ・ベーゼ
バイロイト祝祭合唱団
ヴィルヘルム・ピッツ(合唱指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
1962年7月、8月、バイロイト祝祭劇場でのステレオ録音
「パルジファル」では、ワーグナー作品では珍しく合唱が多用されている。それも宗教的感興の漂う雰囲気が私は好きだ(^^)
それにしても所蔵CDの具合が悪くて(1枚目と4枚目)、何度も音が飛ぶので残念至極だわ。
ここでは、パルジファル役を歌うヴィントガッセンの歌唱を挙げておく。
<ワーグナーを聴こう!>・・・10