この噺の面白さを構造面から探ってみたいという、変な意気込みが頭をもたげてきた!![]()
「口入屋」。
<主な登場人物>
一番番頭 二番番頭・杢(もく)兵衛 三番番頭・久七 丁稚・定吉 御寮人(ごりょん)さん 新入り女衆(おなごし)
先ずは、枝雀さんの速記から。
この台本を演じてみせた高座は、こちらだ!![]()
パフォーマンス豊かな賑やかな場面と、静かに語る静謐な場面とが、コントラストをなしている。
この対照が先ずは枝雀さんならではで面白い(^^)![]()
ダイナミックレンジの広さと緩急自在な枝雀落語は、江戸落語の対極にあるわ!
冒頭の口入屋での番頭と丁稚とのやりとりも、その後のストーリー展開の前触れを・・・![]()
別嬪の女子衆を前にしての店内での一番番頭の自慢話は随分と長くてダレそうな場面でもあるけど、そこは演者の演技で切り抜ける。優しい番頭というイメージを否が応でもたきつけておいて、夜這いの前置き(トイレに行った後の行為)をそれとなく語るのだ。
京生まれの別嬪の女子衆の針と音曲への傾倒(台詞を覚えるのが大変だろうなあ)も常軌を逸しているから、話が面白い。
速記のプロパティに解説があるので、そちらを参照!![]()
口入屋の店先-->
商家の場面(番頭の自慢話-->
あたふたとした店仕舞-->
急いた夕飯と寝間--->
順に起き出して行動に移る--->
それぞれの行為のバカバカしさ--->クライマックス)
場面的には、そう大きな展開はないのだけど、見事にクライマックスへと雪崩れ込む話芸が堪能できるのだわい(^^)![]()
夜中に起こるドタバタ劇は、この噺のクライマックスだ!![]()
これは、ネタバレのため省略。。。
もちろん、番頭たちの良からぬ思いは未遂に終わったのは言うまでもない。![]()
別名「引越しの夢」というのも、サゲが物語っている。![]()
