ロームシアター京都開館5周年記念事業
第354回市民寄席
2021年1月24日(日) 13:30開演
1957年にスタートし、京都では恒例の落語会として長く親しまれてきた「市民寄席」。 幅広い世代に笑いを届ける上方落語の生の迫力と寄席の雰囲気をご体験ください。 また第354回はロームシアター京都開館5周年記念事業として、祝いの口上を含む、華やかな番組をお送りする予定です。
市民寄席は懐かしいなあ。。。
高校生の頃によく通っていたものだった。
京都会館(現:ロームシアター京都)の第二ホールで開催されていて、一階席400円、二階席300円だったような記憶がある。
この場に出演できるのが、噺家たちの一つのステイタスだった!
当時は、上方落語四天王を中心に、若手たち(文枝や仁鶴などなど)も続々と登場してきた時期だ。
60年以上の歴史を誇る、「市民寄席」には、ホントに久しぶり何十年かぶりだわ。。。
番組・出演
「江戸荒物」林家 染左
「ふぐ鍋」桂 枝女太
「百年目」桂 福団治
(中入)
「星野屋」桂 文之助
「多事争論」笑福亭 仁智
ロームシアター京都:メインホール
上方落語協会の会長を務める笑福亭仁智
今や、上方落語界の最年長となった桂福団治
80歳になった福団治については、かつての記憶があるけど、仁智は聞いた記憶がない。
今回、コロナ禍の状況で行ってみようと思ったのは、高齢の福団治はもうそんなに聴けないかも、という思いと現会長の仁智の芸について触れてみたいと気がしたからだった。
コロナ禍の影響で、当初はサウスホール開催の予定が急遽、会場がメインホールへと変更された。
これはキャパの問題らしい(席数の半分まで)。
大ネタ「百年目」は、40分近くかかる噺で福団治がどんなパフォーマンスを見せてくれるかが愉しみだったけど、高齢?のせいもあってか賑やかな場面は大人しく、後半のしっとりした場面は実に渋い。
80歳という年齢を考えると、こんなネタが聴けるのはそうチャンスはないだろう。
開館五周年記念の口上も一言ずつ喋り、後半は始まった。
「星野屋」は珍しいネタで、あまり機会がないかもしれない。
大トリを務める仁智の「多事争論」もあまり聞かないかも。
東京と大阪の文化の違いを、目玉焼きに何をかけるかという・・・
東京では醤油、大阪ではソースという違いは歴然とあるらしい。
他に、塩をかけるとか好みはさまざま。
そこで、裁判員裁判という仁智の言葉で、客席の拍手で決めようと・・・醤油、ソース、塩など拍手がいろいろあった後で、他には?という質問が客席に向かって投げかけられたので、
私は、マスクを取って一言(前から7列目の真ん中あたりといういい席だった)、
マヨネーズ!
仁智は、
マヨネーズ!?!と復唱。。。
だって、玉子同士の相性はいいはずだからね。
オムレツにマヨネーズも美味しいし、自家製(私)のオムライスでは五つの層に白ご飯・ケチャップ・オムレツ風の玉子・マヨネーズ・各種ソースという味変を楽しむこともあるのだ。
ソースには、デミグラス、ハヤシソース、カレーソース、クリームソース等々、お好み次第である。
コロナ禍の中で、しかも雨降りという日曜日の午後に、久しぶりに笑いを堪能した。。。